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2026年10月25日07:47

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練習録音の共有おまけ(8441)

自分が師匠の指揮する合唱団に入ったときのことである。師匠は練習で、きめ細かく指摘をしていた。自分にはその内容が理解できたが、どうも合唱団員には十分に伝わっていないように感じた。少し難しいのではないか、と思ったのである。

そこで後日、師匠に練習を録音してグループLINEに流してもよいかと尋ねた。すると、「どうかしら、○○さん(団長)に聞いて」と言われた。団長に確認するとOKが出たので、録音を配信した。すると、多くの団員から「ありがとう」というコメントが付いた。やはり、練習中には理解しきれなかったことを、後から確認したい人がいたのだろう。

以前、別の合唱団で、指揮者が「録音しないで」と言うのを聞いた。その場できちんと理解すればよい、というニュアンスなのだろう。確かに、練習中に理解するのが理想ではある。しかし、一度聞いただけですべてを理解できる人ばかりではない。

自分は声楽のレッスンを始めた頃から録音している。ただし、別の先生のレッスンを受けるときは、録音してもよいか確認する。合唱団でも、本番の指揮者による特別練習などでは気を遣う。録音をこそこそしなければならないような雰囲気は、どうにかならないものか。もっと普通に録音できるようになってほしいと思う。

もう一つ、別の合唱団では、練習風景を動画に撮って配信していた。ところが、録画機は指揮者の前に置かれ、映っているのは指揮者の顔ばかりである。思わず笑ってしまった。指揮者の前に立って練習しろ、ということなのだろうか。もちろん、指揮者の動きを確認する意味はある。しかし、合唱の練習を録画するなら、知りたいのは自分たちのアンサンブルがどのように聞こえているか、ということではないのか。指揮者の顔を見ることより、合唱全体の響きを聴くほうが大事だろう。自分は一、二分で視聴をやめた。

声楽コンクールのピアノ合わせでは、ピアニストから「録音してもいいですか」と尋ねられることがよくあった。翌日の本番に向けて、伴奏を録音し、復習したいのだという。もちろん、OKである。ただ、自分の歌声を録音されるのは、ちょっと恥ずかしかった。

録音は、練習中に理解できなかったことを後から確認するための手段である。その場で理解することが大切なのは言うまでもない。だが、理解できなかったことを後から学ぶ機会まで閉ざす必要はないだろう。録音を特別なこと、ましてや後ろめたいことのように扱うのではなく、上達のための道具として、もっと自然に活用できないものかと思う。
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