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2026年10月08日06:56

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もう一つのレクイエム(8403)

さて、モーツァルト、ドブロゴス、ブラームスとレクイエムが続くが、もう一つ、プッチーニのグローリアミサも2027年5月に演奏されることが発表され、合唱団員の募集が始まった。

https://www.gargan.jp/news/news-9683/

石川県合唱連盟が北陸3県に呼びかけて特別合唱団をつくり、ゴールデンウィークのガルガンチュア音楽祭で、オーケストラ・アンサンブル金沢と演奏する。募集は各パート30人である。

今年のガルガンチュアでは、石川県合唱連盟がモーツァルトのレクイエムを演奏した。昨年秋に出た募集要項には「応募者を選抜する」とあった。オーディションをするというのなら分かる。しかし、応募用紙には所属する合唱団まで記入させる。それで、誰が、何を基準に選抜するのか。合唱団によって排除される可能性があるのなら、それは合唱連盟という組織がやることなのか、という疑問があった。それで自分は応募しなかった。

実際、募集が始まった段階から、何人もの人から「私は出られるかな」と相談された。自分は合唱連盟のスタッフに「先着順にすればいいのではないか」と言ったが、募集方法は変更されなかった。ところが、蓋を開けてみれば、応募者全員がオンステできた。

そうなると、あの「選抜」とは何だったのかと思う。定員を超えた場合に備えてのことだったのかもしれない。それなら「定員を超えた場合は選抜する」と書けばいいし、選抜するのであれば、誰が何を基準に判断するのかを明らかにしておくべきだった。結果的には、参加者を不安にさせただけの、ずいぶん中途半端な募集方法だったと思う。

今回のプッチーニの募集要項を見ると、昨年のような「応募者を選抜する」という表現はない。ただし、各パート30人という枠があるので、応募者が多ければ選考になる可能性はある。それでも、プッチーニのグローリアミサという曲目から考えて、各パート30人を超えるほど応募が集まるとは考えなかったのかもしれない。

今週末から始まる「合唱やろうぜ」もそうだが、最近の合唱連盟の企画を見ていると、どうもスタッフの意識が先に走って、現場の合唱団員との間に少しズレがあるように感じる。

企画そのものを否定するつもりはない。面白そうなものもある。ただ、自分は少し一歩引いて見ている。今回のプッチーニも、応募すればおそらく出られるだろう。しかし、出られるかどうかと、出たいかどうかは別の話である。わざわざ応募してまで出たいかと言われると、今のところ、そういう気持ちにはなっていない。
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