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2026年10月05日04:23

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コンサートが一つ終わった(8395)

金沢紫金草合唱団26周年記念演奏会

日時 2026年10月4日、14:00
会場 七尾市美術館アートホール

今回のオンステは25人。自分にとっては、10年ほど前に退団して通信会員になって以来、久しぶりのステージである。

金沢紫金草合唱団は1998年に結成された。きっかけは、二人の女性がたまたま東京で「紫金草物語」のコンサートを聴いたことだった。金沢に戻ってから友人や仲間に呼びかけて合唱団を作り、指揮を頼んだのが、自分の高校同期でもある現在の団長、武蔵野音大声楽科出身のバスだった。創設メンバーには現役や元教師が多かったが、必ずしも合唱経験が豊富だったわけではない。その後、何人かは亡くなり、創設時から残っているのは5人ほどだと思う。

自分が入団したのは2002年。団長から「南京で演奏会をする」と聞いたのがきっかけだった。だから、自分は第二世代ぐらいになるのだろう。

「紫金草物語」を歌う合唱団は全国各地に作られた。東京、大阪、奈良、宮城、広島、金沢。13回に及ぶ合同の海外コンサートも行われた。自分はそのうち半分ほどに参加した。南京、上海、天津、北京、台湾などである。国内でも東京、大阪をはじめ、石川県内では能登や加賀でも歌ってきた。

しかし、どの団体も例外なくメンバーの高齢化が進んでいる。現在では、金沢が毎年演奏会を続けているほかは、数年に一度の開催というところが多いようだ。金沢にも新しいメンバーは入っているが、今や「還暦合唱団」を通り越して、「喜寿合唱団」といった雰囲気である。

この合唱団も「紫金草物語」だけを歌ってきたわけではない。うたごえ大会などにも参加し、レパートリーを広げ、ステージの機会も増えていった。その頃、自分は退団して通信会員になった。今回は、それ以来のオンステだった。

25人のうち、3分の2ほどは以前から知っているメンバーだった。久しぶりに一緒に歌ってみると、相変わらず手作り感のある合唱団である。それがこの団体の良さでもあるのだろうが、一般的な「聴かせるコンサート」「聴いてもらうための演奏会」とは、少し違う。演奏する側と聴く側の境目が、それほどはっきりしていないのである。

会場の七尾美術館アートホールは200席ほど。客席は3分の2程度が埋まっていた。満員とはいかなかったが、この合唱団の現在の規模を考えれば、まずまずの入りだったのだろう。

演奏会が終わって感じたのは、26年間続いてきたことの重さと、それと同時に、これからどうするのかという問題である。長く続いていることは、それだけで価値がある。しかし、同じメンバーが高齢になりながら活動を続けるだけでは、いずれ限界が来る。新しい人が入ってきても、団体の中心を担うところまで世代交代が進まなければ、活動は少しずつ縮小していく。

だが、この合唱団を普通の合唱団と同じ尺度で評価するのも違うだろう。演奏技術を競う団体ではなく、「紫金草物語」を歌い続け、その背景にある歴史を伝えてきた市民の合唱団である。全国の仲間と一緒に歌い、海外にも何度も出かけた。その26年間の積み重ねは、演奏の完成度だけでは測れない。

自分自身も、その歴史のかなりの部分に関わってきたことになる。ただ、今回久しぶりにオンステしてみて、やはり自分は通信会員くらいの距離がちょうどいいと思った。この合唱団は、11月13日から15日に長野で開かれる全国うたごえ祭典にも参加する。自分はそこには参加せず、また通信会員に戻る。

朝8時に家を出て、帰宅したのは6時過ぎ。急遽歌うことになった第一部の3曲と「紫金草物語」で、曲数そのものは多くなかった。それでも、久しぶりにステージに立つと、やはり疲れた。
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