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2025年10月15日16:06

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Facebookから転載

岡本 よりたか

「お米の値段が高い」

『お米の値段、私は高いとは思わないです』
ある集まりで、皆、口々にそう言っていた。
お米を栽培したことがある人なら、大概はそう思う。
もちろん僕もそう思うし、なんならもっと高くても良いかもとさえ言える。

最近は1kg1500円のお米を良く見かけるようになったが、天日干しなら当たり前の値段。
ということは、茶碗一杯70gのご飯は100円くらい。
どんぶり一杯一合150gなら、220円くらいになる。パッと見では安い。
しかし、100円原価のご飯をレストランで出すなら、最低でも250円か300円ぐらいは付けたいところだろう。
どんぶりならご飯だけで500円とか。

で、パンと比べて見る。
僕がパン屋に関わっていた時、BIOの食パン一斤450円だった。
小麦の量は250gくらい。茶碗一杯のご飯と同量の満足度で考えると、五枚切りの一枚ぐらいだから、小麦が約50g。

ご飯一杯70gで100円、食パン一枚50gで50円。
同じ量で比較すると、お米は食パンの1.4倍となる。
そう考えると、今はお米の値段はパンを超えている。
しかもお米で販売しても炊くのは自分自身だが、パンは捏ねる、発酵させる、焼くという職人の手間賃が乗る。なのに安い。

もちろん、値段だけを比較しても意味がないのだが、都市部で働く人たちの目線から見ると、今のお米の値段は、安すぎるとは思えない。
ましてや、もっと上がってもいいなんて言うのも憚(はば)かれるし、米作りは大変なんだから、高くても我慢しろなんて農家が言うのも違う気がする。

お米は日本人の主食だし、多くの国民が納税に苦しみながら生活しているのだから、本来ならば、農家の手取りは国が補償し、国民には安くお米を届けるのが国の仕事ではなかろうか。
いわゆる、農家への戸別所得補償制度である。
間違っているのは日本の農政であり、肝心な政府を責めることを忘れ、被害者同士が要求し合っているように思うのである。

全てのものを国がサポートしろと言ってはいない。
少なくとも納税者たちが納めた税金が、納税者の利益にならないところに流れているのが問題なのである。
生きるために必要な、食べもの、水、そして住むところと流通。
そうしたところに税金を使って欲しいものである。

国と国民のWin-Winの関係を築くには、おそらくそれが一番手っ取り早く、確実だと思える。
ところが今は全く逆に進んでいる。食べものは高く、水は外資に売り、家にはソーラーを義務付け、固定資産税は上がり、ガソリンは高く…(笑)
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