サム・ライミ製作、リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督による、全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー。強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。(映画.comより)
最初に感想を言います。「自業自得です」。主人公の若者たちは、確かに見るに堪えない環境の子もいます。かわいそうだとは思いますし、親を選べないということで同情もします。でも、そんな子ばかりではなくて、例えば侵入する家の鍵を持ってくる男子。父親が警備会社を経営していて地元民の信頼を勝ち得ているのに、鍵をくすねては戻す・・・いくらメンバーの女子に好意があるからって、これはいけません。お父さんの嘆きはいくばくか。それに主犯のがっちり男。少し体が大きくて強いからって、女性や他の人にも威張り散らして、バカ丸出し。人生なんて、恵まれない人がほとんどだし、自分だけうまくいくなんてあり得ない。それなのに真面目に働きもせずにうまくカネを稼ぐことばかり考えてる。
現実には、こんな生活続くはずはないんです。とてもよく聞く展開ですが、「大きなヤマを当てて足を洗う」と言って、大金を持っているらしい盲目の老人を狙うのです。あり得ない不道徳さですが、万が一うまくいったら、多分足は洗えないでしょう。
ということで、狙われた盲目老人。どうやら娘を金持ちの娘に轢かれて亡くし、その賠償金を持っているもよう。そしてそんな情報は、普通に出てくるのです。インターネットなんかで。本当かと思うのですが、金額まで書かれてました。そんなこと、プライバシーなのに。
ここで「今までにも狙った奴がいるはず」とか、「それでも老人は無事に事なきを得てる」ということに気づくべきなのですが、なにしろ彼らはバカなので、「自分たちは大丈夫」と、根拠なしに思い込むわけです。そして、念入りに下調べしたつもりで侵入開始。で、地下室に通じる扉が施錠されていた!という事実にいきなり戸惑うわけです。これは一番小柄な女性が上の方の窓から入ることで解決。しかし、物音はするし、冒頭からうまくいかないため会話も。この辺から徐々にバレ始めの雰囲気ムンムン。
で、軍隊出身のおじさんは意外に強かった、という展開に。当たり前なのですが(笑)。盲人独特のほかの神経の鋭敏さがあるのも当然だし、素人が挑むこと自体が無謀でしたね。しかも、彼は強いだけではなかった!ちょっと他の人にはない「ある執念」を持っていたのです。ここが意外と言えば意外。私も強い盲人の話かと思ってましたので、面食らいました。
無謀な若者たちは追い詰められ、徐々に命を落としてゆきます。怖いですねぇ〜。老人はどこまでも追ってきます。容赦はしません。しかも家の中のレイアウトも熟知しています。明かりを消されでもしたら、あっと言う間に暗闇。おじさんだけが平気です。怖すぎるチェイス。いったい最後はどうなるのでしょうか。
続編でもできるのでしょうか。わりと予想外な終わり方でした。見方によっては、殺されるより怖いかも。そういう意味ではラストは一番怖かったかもしれません。
短いし、ドキドキはするけど頭は使わないので、見やすい映画です。
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