「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名ベストセラー小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス。東京のどこかに“爆発予定の爆弾”が仕掛けられたという前代未聞の事態のなか、取調室での攻防と都内各地での爆弾捜索の行方を同時進行で描き出す。
酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。やがてその言葉通りに都内で爆発が起こり、スズキはこの後も1時間おきに3回爆発すると言う。スズキは尋問をのらりくらりとかわしながら、爆弾に関する謎めいたクイズを出し、刑事たちを翻弄していくが……。
スズキとの交渉に挑む刑事・類家役で山田裕貴が主演を務め、スズキタゴサク役で佐藤二朗、爆弾捜索に奔走する巡査・倖田役で伊藤沙莉、スズキの過去を探る刑事・等々力役で染谷将太、類家の上司・清宮役で渡部篤郎、倖田巡査の相棒・矢吹役で坂東龍汰、スズキの見張り役を務める刑事・伊勢役で寛一郎が共演。「キャラクター」「帝一の國」の永井聡監督がメガホンをとった。ロックバンド「エレファントカシマシ」の宮本浩次が主題歌を担当。(映画.comより)
<2025年11月3日 劇場鑑賞>
この映画、原作があったのですね。個人的には、あまりに非現実的な感じがして、どこか鼻をつままれたような印象を受けました。だから、(映画で)この事件の真相を知った時も、「そうか!」とは思えなくて、すべてに関して「あり得ない」感じがして、あまり楽しめなかった映画でした。私の世間に対する認識が狭いのかもしれませんが、「なんだかなぁ」でした。
個人的には、佐藤二郎があまり好きではありません。うますぎて、いつも映画全体を食ってしまうからです。クセが強くて他のキャラが飛んでしまう感じがしますよね。今回は山田裕貴や染谷将太はとても頑張っていたとは思いますが(ところで染谷将太さんはまだ菊地凛子さんと結婚してるのかしら。どうでもいいことをすみません)。
<ここからネタバレ>
霊感があるなどとのたまう佐藤二朗は怪しさマックスですが、しかしながら、どんなに優秀な人物でも、他人が計画したテロを乗っ取ることなどできるのでしょうか。また、某刑事の息子が世間に復讐したい気持ちは理解できますが、そもそも刑事が”事件現場で自慰行為をする”なんてことが現実的にあるのでしょうか。たいがいはバディを組んで動くのだろうし。そして、それを発見した同僚(染谷将太)が「告げ口するにはしのびない」と思った気持ちはわかるし、たぶん私でもそうするだろうけれど、精神科医にかかることを約束させる。これは、わかる。でも、その精神科医がそういう刑事がいることをリークするんですよ。こんなこと、にわかには信じられない。秘匿性は仕事の根幹であるわけだし、誰がリークしたのかはすぐわかる犯罪。そうかなぁ。
で、テロの真犯人は事件前に死んでいる(例の息子)。また、彼と一緒に計画し加担した仲間は、爆破を見届けることなく服毒死している。えぇぇっ!私なら、見届けてから死ぬけど。だって失敗してたらどうするの?首謀者である息子は、母親に殺されている。彼は見届けるつもりだったのかもしれないけれど、結果的に先に死んでる。大の男が母親に殺される?で、その女性(母親)は、佐藤二朗に好意があった?フェイクの爆弾掴まされても、彼に止めて欲しかった?理解が難しいことばかりでした。見聞が狭いだけかもしれませんが、私には無理です。
<ネタバレ終わり>
警察官が二人組で聞き込みに当たっているとき、若い兄さんに「これって報酬もらえるんですか」と聞かれてる場面がおもしろかった。私も「どうなんだろ」と思っていたから。やっぱりタダなのね(笑)。兄さんに録画されて「やめてください」と言ってましたね。でも、映画の刑事さんはいい人だからいいけど、現実には撮っておいた方がいい場面もあるかもよ、と思いました。私なんかはおばさんだから、ナメられバカにされそうだし。
しかし、爆弾は一つ残ってるってことになるのですよね。続編?原作は続きがあるらしいけれど、映画はどれくらい成功したのでしょうか。
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