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2014年02月13日17:55

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映画 「殺人者はライフルを持っている!」を観た。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8760#2

元々はWOWOWにて町山さんイチ推しで放映されたようだが、スターチャンネルで観た。
実に何ともいえない気分になった。

私が生まれる前に起きた「少年ライフル魔事件」を思い出したのだが、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AB%E9%AD%94%E4%BA%8B%E4%BB%B6

本作品のライフル魔ボビーも全く同じ衝動にかられていたように思えた。理由などない。ただ、タンクの上から撃ってみたかった。ただ、ドライブインシアターから撃ってみたかった。

決して自暴自棄ではない。

撃つことで自分というものが成り立つ。反社会的ではあるが、人間としては至極健全な欲求なのである。そこに20世紀以降人類が直面する新しい恐怖があるのではないだろうか。
その恐怖に、ゴシック・ホラーの権化のようなボリス・カーロフが立ち向かうという構図は、いささか陳腐に感じられたが、映画としては十分面白かった。

そして制作年(1968年)を考えれば、本作品もカウンター・カルチャーのカテゴリに入るはずなのだが、ライフル魔の恐怖が実は健全な行為のうちに入るという意味で危険な問題作である。従って当時の我が国において未公開になったのは当然といえよう。

簡単なことである。むしゃくしゃしたらとりあえず人を殺せばいい。現在はリアルなゲームがその欲求を満たしてくれるが、当時はリアルなゲームはなかった。射的などでは間に合うはずもない衝動はどこに向かうのか。そこには正義も悪もない、人間としての存在理由がむき出しになるだけなのだ。

私はボビーを観ていて、永山則夫が片桐操(少年ライフル魔事件の犯人)になれなかった理由がよく分かった。

ちなみにボビーを演じたティム・オケリーはマット・ディモンの血筋の人間ではないかと思うくらい、マットによく似ている。

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ティムも時代が時代ならマットのようにアクション俳優として活躍しただろうか?本作品以外に主演作のないティムの埋もれ方を見ると、やはり呪われた問題作なのだと感じずにはいられない。ボリス・カーロフは単なるカムフラージュであったようだが、完全に失敗していた。
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