内田健太郎監督をご存じであろうか?
人形やミニチュアを使ってコマーシャルを手掛けてきた映像作家だ。
1988年には「ハイビジョンSFX 西遊記」なる珍品を世に出していて、私はレンタルで観て、レンタル落ちのVHSを今でも大事に保管している。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86721
ハッキリ言って素晴らしい作品ではなく、何だコリャ?な作品なのだが、どうやら彼にはちゃんとしたものを撮ろうというキモチより、自分の世界観の追求のみに突き動かされていたようだ。
CMは秒単位の世界だからちょうどよかったかもしれないが、分単位、時間単位だとダレてしまうのである。
そのあたりに、私は限りない共感を覚える。
内田監督の洒落と世界観が究極の形で現れたのが、1997年制作の「羅生門/三蔵法師」。
VHSとDVDの二つを持っていたが、DVDは借りパクされて現存していない(現在入手不可能)。
以下に解説サイトがあるので貼っておこう。
http://blog.zerozigen.com/?eid=991861
観た感じ、ふくしま政美先生の「聖徳太子」を思わせるものがあり、三蔵法師の責められっぷりは辻村ジュザブロー先生が嫉妬するのではないかと思うくらいの出来栄えである。
去年からVHSのリストア→DVD移行作業を地道にやっていて、今日やっと満足のいく仕上がりになった。
これは怪作である。観てて笑い、そしてものすごく感心する。さらにアート面でもこれぞクールジャパンと誇れる仕上がりになっている。
興味のある方は是非犬神図書館まで。
こういうのは死ぬまでに一度は観ておくべきなのだから。
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