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浅草今半を曲がってちょっと歩いたところにある焼き肉のお店、本とさや。
今日の晩メシはよしこさん、おヒル、メイ、ハル、パイニャン、エリザベート、モール、そして私でメイの運動会の打ち上げと称して焼き肉三昧であった(ケンタとミスラ君は出張)。
浅草で焼き肉がイチバン美味い店はどこかと聞かれたら、私は誰にも教えないある店を心のなかでそっとあげて、二番目に美味いココをススメることにしている。
それでも美食家でもある金髪豚のヨメをしてきて自分も舌が肥えてしまった泰葉の姐さんがしょっちゅう食べに来ているくらいだから、味は折り紙つきだ。
ここでは私はカルビを馬刺しのように生のまま食べることにしている。ニクの真ん中に生ニンニクを乗せてくるっと巻いたのを、タレにチョッピリつけてそのままクチのなかへ放り込むのだ。
そしてエスキモーがやるようにガムを噛むあんばいでじっくり噛み続け、ニクのまっすぐな味わいがニンニクの辛みでカッと光り輝くのを舌で感じる。
私たちに比べて父親のケンタの血が濃くあらわれているハルは、真面目な性格ゆえか、おなかが弱い。従って、私のような食べ方は出来ない。じっくり表も裏もコゲ目がつくまで焼かないとクチのなかへ運べない。しかも銀シャリの上に乗せて、メシの甘みに包んで呑み込むのだ。
シメに冷麺。
ハルを除いて口臭がニンニク臭くなってしまった私たちは、ウチに帰ったら口臭消しにリンゴと牛乳だなと、すっかり涼しくなった街を歩いて帰った。
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