犬神図書館の“聖域(サンクタム)”はお寺の北東に位置する六畳の納戸に存在し、私が読みっぱなしにした本などを積み重ねてきて、そのまますっかり忘れてしまったがゆえに、洞窟のような神秘性を放ってしまった。
その証拠に、ボイスでも呟いた、科学雑誌「OMNI」の創刊号からのバックナンバーが出てきたのは、私自身ほんとうに驚いた。わざわざ神田に出かけて買い直そうと考えていたからである。
で、今回出てきたのは、「OMNI」で紹介されたのを機に買った、「アフターマン」、「マン・アフターマン」。
人類絶滅後、進化を遂げた動物と、ニンゲンを想像した本である。
小学生の頃眺めてて、楳図かずお先生の「漂流教室」で描かれた未来人を思い浮かべたのは決して私だけではあるまい。
何故、こんな強烈なものを忘れてしまっていたのか?答えは簡単、夜眺めていて、ほんとうに怖かったからだ。それで納戸に放り込んで知らんぷりを決め込んでしまったのであった。
こういう経緯が何回もあったので、どんなお宝が出てくることやら。
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