以前からエロマンガ、エロアニメにレントゲンで撮ったかのような、膣内射精の表現がみられるけれども、レントゲンが発明される以前から、人類は解剖学などでセックスの“中身”に非常に興味を示していた。
その興味はしばしば、ネクロフィリアにつながってしまう危険性はあったが、レントゲンの登場で、生きたまま“中身”が覗けるようになってからは、他愛のないフェティッシュなジャンルに落ち着いた。
即ち、レントゲン・セックス。
医療関係者がレントゲンで合体の瞬間などを記念写真で撮ったりする行為だ。そのための秘密サークルは存在する、と、泌尿器科でシリコンボールの相談をしに訪れた私に向かって、知人のお医者先生はニヤニヤ笑いながら話してくれた。
「君だって女の子のナカをまんべんなく覗いてみたいと思うだろ、それを可能にしたのがレントゲン・セックスさ。中出ししてさ、精液でいっぱいになった子宮をレントゲン写真で見た時はほんとうに感動したね!」と興奮気味に話すお医者先生。
「へえー、俺は昔、試験管にペンライトを入れて、アソコに突っ込んで膣の動きを観察したことがありますがね、それとはまた違うものなんですか」と私。
「違うよ、全然!!」
それでネットでレントゲン・セックスに関する画像を拾い集めてみたが、眺めていて、なんとなくワカルような気がしてきた。
化粧などの虚栄が全く意味をなさない、ホネ丸出しの現実のみが横たわるエロティシズム・・・
人体の構造が分かってしまうという強烈なリアルから漂う奇妙な開放感・・・
人間の性的な興味は、ほんとうに限界を知らないのだ。
そのことをあらためて感じた私は、いずれ相手がハメチンしたままレントゲン写真を撮ることに同意してくれたら、その時は是非よろしくお願いしますよと頭を下げた。
「いいとも、君の場合は特別にCTスキャンで射精の瞬間までバッチリ録画してあげるよ」
「ああいうのって一人用なんでしょ」
「いや、実は二人でも撮れるような大型のがあるんだ。熊とか大型動物を診るための動物園用に開発されたのがあるのさ。そいつなら、二人で合体したままのが余裕で撮れるよ」
「へえー」
そこまでして私は自分の射精、相手の中身が見たいのだろうか?
そりゃもう、是非観察してみたい。
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