私は大の甘党である。
その理由は、チョコレートが大好きで、それも駄菓子のチョコが好きなのではなく、手作りのチョコレートケーキに取り憑かれているからなのだ。
生まれて初めて食べたチョコレートケーキが、JR市川駅のシャポー内にあった(現在は本八幡に移転)、ケーキ喫茶「ドルチェ」だった。
それから、今は串焼きに変わってるが、その昔は洋食もやっていたレストラン「庄屋」での素朴なチョコレートケーキも幼少時の私の心をときめかせてくれた。
程よく固まったチョコをフォークで突き刺したり、割ったりすると、そこから現れる、生クリームに満ち溢れた柔らかいスポンジが食欲を誘ったものだ。
そうして、口の中で、チョコレートが溶け、スポンジと生クリームととろけあい、甘い幸福感を漂わせてくれる。
かように、市川を出発点とし、国内、海外を問わず、色々食べてみたが、今現在、私が到達した最高のチョコレートケーキの店はここである。
http://www.ntv.co.jp/burari/000520/info3.html
吉祥寺にあるゴッツェ。ここのゴッツェトルテは、欧米の本格ものを遥かに凌駕する何かがある。
けばけばしく飾り付けた、派手な味わいはかえって、チョコレートの味を損なう。
しかし、ここのはそうではない。スイス版チョコレートケーキのカラカスに至るまで、実に生のチョコレートの風味をひっそりと、豊かに、アピールしてくれる。
いわゆるブランドものは、ブランドゆえに、手作りではおっつかないので、私の心は露ほども動かされない。
それよりも、頑固な職人が、ほんとうに心と愛を込めて作った手作りが、どれほど感動を与えてくれるか。
そういうことなのである。
さあ、私と同じくチョコレートケーキを愛する諸君、吉祥寺のゴッツェにてひとつティーパーティーでもしようではないか。
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