怪談を怖がらずに楽しむ方法
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私は怪談が十八番ですが、同時に猥談、漫談も得意です。
人を本気で怖がらせることが出来るということは、それだけで人をその気にさせることに長けているってことですから、濡れさせる、笑わせることも出来るはずなんですよ。
小学生の頃はダジャレに凝っていて、「恐怖びっくり本」という怪談の形式をとったダジャレ本にはおおいに触発されたものです。
中央線の怪
その夜はシトシトと雨がふっていた。最終電車を待つ中央線のホームには、一組の男女のカップルと、不気味な雰囲気をただよわせている一人の酔っぱらいしかいなかった。
まるで死人のように青ざめた顔をしたその酔っぱらいは、アベックのところに近寄ると、ドロンとした目つきで言った。
「おまえら、仲がええのう。
チューをせんのかい?」
血みどろの骨
男の持っている出刃包丁には血がべっとりとついていた。
人々はそのバラバラになった死体をながめながら、うす笑いを浮かべている。すでに骨は切りはなされ、無造作に肉塊が並べられている。
一人の男が出刃包丁を持っている男に言った。
「
チミィ、トロの方ね」
喋る髑髏の話
愛犬のクロが急に吠え出した。
「クロ、うるさい!!」
しかし、クロは吠えるのをやめなかった。ふと見ると、そこには私が置き忘れたシャベルがあった。
シャベルとクロのお話でした。
脳をえぐり取る
ある日本の養鶏業者がアメリカの養鶏業者にニワトリを売った。
ところが数日後、アメリカの養鶏業者が国際電話で文句を言ってきた。買ったニワトリが不良品種だったというのだ。
「そんなはずはない。あのニワトリはうちの養鶏場でいちばん大きなタマゴを生むニワトリです」と言うと、相手は怒って、
「
ノー!エッグ、リトル!」
このようにオチはくだらないんですが、私は怪談を始めるぞと思わせて、激しい脱力感を覚えさせることにも快感を感じるので、子供の頃から話術に磨きをかけたものです。
怪談はゆっくり、ダジャレは素早く喋るのがコツですね。
万が一スベッたら、バカ笑いをしてごまかしてしまいましょう。
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