http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329812
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333527
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333528
ホラーマニアの友人はクソみたいな映画だ、観る価値なし!!と切り捨てていたけれども、私はどんなクソ映画でも、まず観てみないことには評価のしようがないと考えているので、とりあえずモニターに流すことにしている。
それに。
この友人は私と違って、想像力が足りないので、ノリがイマイチなところがある。
映画はもちろん、ホンがすべての骨子で、ホンがつまらなければ、どんなにカネかけても、どんな名優を呼んでも、観るに耐えないクソ映画になってしまうものだが、最初からクソ映画としてノリにノッて作った映画は一種の異様なカタルシスを感じさせてくれる、爽快な傑作になることがある。
友人にとって「フィースト」三部作はただのクソであったが、私にとってはノリノリなクソであった。
そのノリノリぶりを思い返してみると、昔、サム・ライミ監督のデビュー作「死霊のはらわた」で大爆笑したあの感覚に通じるものがあった。
確かに、素人目にも荒い怪物の造形ぶり、ヘタクソな演技の俳優陣にマニアはイライラするであろう。
しかし、私は全体を通して、スタッフもキャストもほんとうに楽しそうに作ってるなというノリノリぶりに思わず拍手してしまったのだ。
ヘンに観客の視線を意識せず、映画そのものにどれだけ入り込めるか。
その点で、似たようなシチュエーションの「トレマーズ」シリーズよりはイケていた。
たまには、オタクがやるような、モニターの前で正座して観るのではなく、悪友たちとポップコーンを頬張りながら、行儀悪く足を踏みならしたり奇声をあげたりして盛り上がるために観る機会があってもいい。
個人的には小人のプロレスラーのタッグチーム、バイカークイーン率いるスケバンチームが好み。笑。
・・・・・・
ちなみに。
「トレマーズ」シリーズのグラボイズは架空の生物なのだが、驚くべきことに、「フィースト」シリーズの怪物にはちゃんとした民間伝承による下敷きがある。
私が趣味で翻訳している、アントニー・バウチャーの作品集「完全なる人狼(The Compleat Werewolf)」のなかに「噛む(They Bite)」という短編があるのだが、ソニー・ビーン伝説とあわせて、アメリカの先住民族が恐れる“カーカー族”が紹介されている。
このカーカー族は乾燥しきったミイラのような風貌で、目のはしっこでしかとらえられないくらいすばしっこいとされているのだが、これらが現代風に解釈されたとしたら、まさしく「フィースト」シリーズの怪物そのものになるのだ。
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