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2009年07月09日23:29

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犬神図書館の夏休み推薦図書。

今年の夏休みの課題図書は以下の通りとのこと。

http://www.lib.city.kasugai.aichi.jp/contents/annnai/kadaitosho51.html

ハッキリ申し上げて。

毒にも薬にもなりませんな。

じゃあ、私のオススメは何かってえと。
以下にまとめてみました。

小学校低学年の部。

「モチモチの木」

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http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=139

意外ですが、幼少時の私は豆太と同じビビリだったんですよ。それがこんな大人になっちまったのは笑えますが、“恐怖を克服する勇気”をこの本からも学んだものです。

「ももいろのきりん」

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http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?goods_id=767

目に美しいので、色彩感覚も一緒に育てるならコレ!!

「ごろごろにゃーん」

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http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=24

私の大好きな絵本作家長新太先生の傑作。超ナンセンスですが、心に効きます。

小学校中学年の部。

「合成怪物の逆しゅう」

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http://www.amazon.co.jp/%E5%90%88%E6%88%90%E6%80%AA%E7%89%A9%E3%81%AE%E9%80%86%E3%81%97%E3%82%85%E3%81%86-%E5%86%92%E9%99%BA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BC%E5%90%8D%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BBF-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA/dp/4265951376

私が読んだ当時の表紙がコレで、現在は「合成怪物の逆しゅう」と改題。小学校中学年向けながら、人間とは何か?を考えさせられるSF読み物の最高峰。
同時に私と同じ世代にとって、かなりのトラウマ図書でもありました。

「かぎのない箱」

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http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/2/1103050.html

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=918937248&owner_id=1640816

過去日記で触れていますが、小学校中学年のうちに読んでおくべきファンタジーの名作中の名作です。

「ゆうれいをつくる男・てんぐのいる村」

この本は現在入手が難しい絶版本で、犬神図書館にしかありませんが、著者は「あばれはっちゃく」で知られる山中恒先生。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E6%81%92

特に、てんぐのいる村は、小学生の男の子(主人公)が戦国時代へタイムスリップする話で、自分のご先祖さまを助けるという冒険がハラハラさせられます。でも結構エグイ描写があるのが70年代ならでは。笑。

小学校高学年の部。

「キャリー」

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スティーヴン・キングの、キングが一番キングらしかった、最高傑作。
そろそろいじめについて真剣に考えるべき小学校高学年のうちに読んでおくこと。

「火星人ゴーホーム」

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「キャリー」とともに現在では入手が難しい本ではありますが、言葉の妙手といったら、何といってもフレドリック・ブラウン。軽快なテンポでありながら、ズシリとくる重さ。とにかく徹底的に人を小馬鹿にしまくる火星人の群れがニヤリとさせられます。

「孤島の鬼」

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http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A4%E5%B3%B6%E3%81%AE%E9%AC%BC-%E5%89%B5%E5%85%83%E6%8E%A8%E7%90%86%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D-%E4%B9%B1%E6%AD%A9/dp/4488401015

江戸川乱歩の最高傑作。買うなら創元推理文庫版。竹中英太郎の挿絵つきってえのがお宝もの級のため。
私はこの本で初めて、ホモというものがこの世に存在することを知ったものです。

中学校の部。

「眼球譚」

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http://www.amazon.co.jp/%E7%9C%BC%E7%90%83%E8%AD%9A-%E5%88%9D%E7%A8%BF-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5-%E3%83%90%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A6/dp/4309462278

とても中学生向けとは思えないチョイスと糾弾されるでしょうが、実は、中学生という時期が人生のなかで一番凶暴な精神状態なのです。その凶暴さを昇華する図書としてのチョイスというわけです。
私もこれを読んで、殺人を犯さない中学時代を過ごせましたからね。
本作はバタイユの暗黒小説として知られていますが、今読むと、すべての少年少女がシモーヌのように過剰なまでにストレートであるならば、陰湿さはすっかり消え失せてしまうだろうと思わせるので、ある意味、非常に(精神的に)道徳的な物語です。

「嵐が丘」

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http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-760055-6&mode=1

世界で最も凶悪にして最高の恋愛物語というと、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」。キャシーとヒースクリフのドラマで、思春期のドロドロをぶっ飛ばせ!!そして読むなら永川玲二先生の訳、即ち、集英社文庫で!!

「ドグラ・マグラ」

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http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%A9-%E4%B8%8A-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%A2%E9%87%8E-%E4%B9%85%E4%BD%9C/dp/4041366038

これまた中学生にはキッツイと思われがちですが、中学生だからこそ読んでおくべき。
夢野久作の魔術的なミステリーに一度徹底的にブチ壊れて、頭が真っ白になった状態から再生するという快感。

高等学校の部。

「猫のゆりかご」

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http://www.amazon.co.jp/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%94-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%AB-SF-353-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2/dp/4150103534

私の高校時代は、シニカルさが多くを占めていたように思います。
凶暴だった中学時代の反動でそうなるのは自然なことで、それゆえに読書もシニカルな本がオススメ。
カート・ヴォネガット・ジュニアの淡々とした語り口はクセになります。

「輝ける闇」

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http://www.shinchosha.co.jp/book/112809/

この本を高校生にオススメする理由は、確かなものと不確かなものを手探りで追い求めてきたという意味で、我が国の現代文学の最高峰に位置する開高健を知る、最良の入門書だと思うからです。
村上春樹よりも開高健から。

「からくりアンモラル」

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http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20896.html

シニカルな女子高生に最もホットな本が森奈津子の本作品。
ほんとうはキャシー・アッカーの「血みどろ臓物ハイスクール」(白水社)をチョイスするつもりでしたけれど、我が国のジェニーという意味でこちらの方が読みやすいと考えます。

註)「血みどろ臓物ハイスクール」については過去日記でも触れているのでご参照あれ。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=800695022&owner_id=1640816

以上。
こうして眺めてみると、犬神図書館の傾向がよーく分かりますねェ・・・笑。
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