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2008年12月13日23:09

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口にくわえた裸電球が灯る。

宮崎勤、宅間守らが残した"難題" 死刑囚を最も知る男が見た「死刑の穴」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=695065&media_id=53

>いろいろな分野の人が真相解明にかかわれるようなシステムをつくっていかなければならないでしょう・・・

私の場合。
宮崎事件で報道がヒステリックな響き具合になってきた頃、当時のワイドショーで稲川淳二さんが激高のあまりカメラに向かって「おまえは人間じゃない!!」と指さして喚いた(当時はまだ捕まっていなかった)のを目の当たりにして、その夜、奇妙な夢を見た。

段ボールの中で胎児のように身体を丸めていた幼女に、スポットライトがあたると、幼女が起き上がって歌い出すのだ。マザーグースを・・・

なぜこんな夢を見るのか、いくら頭をひねっても分からないので、ずっと覚えてて、仲間うちで宮崎事件を映画化してみないかという話が出て、私にシナリオ書きが振られた際に、私は夢のシーンを宮崎本人の夢として挿入することを条件にあげた。
監督を務める仲間のひとりは、「誘拐報道」のような硬派な社会派ドラマにしたいと主張して、そんなリンチみたいな、わけのわからないシーンは絶対入れないと反対した。
それで私は仲間たちの元を去った。
以下は関連日記、ご参照に。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=139906262&owner_id=1640816

次は酒鬼薔薇聖斗の少年A事件。
この時も奇妙な夢を見た。

まず最初に私自身の悲しい記憶が蘇った。
小学生の頃に庭に作った小さな池で飼っていた鴨が大きく育ったので、もっと大きな池に放してやろうと、近所の公園に連れていって池に放した。
鴨はおっかなびっくりで、広い池をぴちゃぴちゃ不格好な泳ぎで進んでいったのだが、しばらくすると、アヒルの群れが軍艦のように鴨を取り囲み、いっせいにくちばしで鴨を突っつき始めた。
何度も水の中へ沈められては、喘ぐように首を突き出すのを見て、私は泣き叫びながら石を投げてアヒルたちにぶつけまくったのだが、とうとう鴨は突き殺されてしまった。

なぜ、酒鬼薔薇事件を知った時に、忘れようとしていた悲しい記憶が蘇ったのかは分からない。

夢では・・・草むらのなかに無数に輝く豆電球を眺めながら、少年が裸電球を手にキスをしたり、舐め回したりしていた。
そしてそれを口にくわえると、豆電球とおなじように明かりが灯るのだった。
「おれのはこうしてやらんとなかなか点かへんねや」と少年。
「新しいのと取り替えろよ」と私。
「そう簡単にゃゆかへん、こりゃあおれの・・・(モゴモゴ喋ってて分からなかった)やからな」
「そうか。取り替えられるのは来世だけだな。おまえは年が年だから吊されはしないだろう、そういう意味では死刑囚より辛いぞ。この先、おまえは取り替えられないまま、そうやって一生懸命灯そうとしなけりゃならん」
「いっそ吊された方がましやなぁ・・・こんな点かないのなんかおっぽりだして、またやる方がもっとましやん」

夢のなかで私は少年の行く末を見た。

人々の記憶が薄れてきたところで、一人、夕闇に沈み行く路上に立ちつくす、大人になった少年を・・・
彼は布を巻いた牛刀を握り締め・・・
空に広がる赤色がだんだん暗くなってきたその時・・・
絶叫しながら走り出して、次々と人を刺していくのを見た・・・

わけもわからずに刺される人々の目には、少年の顔ははっきりとは見えなかったが、私にはその口に裸電球がくわえられているのを見た。
それはこんなに輝くのかと思うほど、真っ白な光を放っていた。

これまた、なぜこんな夢だったのか、分からない。

それから、世の中は時々思い出したように、似たような事件を起こしたが、近頃の連鎖的な事件の報道を目の当たりにしても、私は奇妙な夢を見ることはなくなった。

それはつまり、犯人たちの心が夢のなかで、夢という形で、「解明」したと右脳が判断したからだろう。

私は物事が判明したからといって、死刑の廃止につながるような運動をするつもりは毛頭ないし、それどころか、死刑以上の極刑は可能かどうかを考えているところだ。

重要なのは、報道の形がほんの少しでも、内なる心の解明につながっていけば、子供たちが心を鍛えるために、彼らが死後、反面教師になるという点なのだ。

事件のショックを伝えることだけがジャーナリズムではない、ということだけには賛成するが、それは死刑囚がキッチリその生命をもってけじめをつけてからの話だろう。
死んだら彼らの話が聞けない?
その心配は無用。
夢のなかにまで彼らは現れるのだから。
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