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2026年10月26日05:10

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会津高校のダブルタイトル(8444)

NHK全国学校音楽コンクールと全日本合唱コンクールの大編成で、福島県の会津高校が金賞を獲得した。

合唱王国の福島から出たということは、まあ当然と言えば当然かもしれない。だが、審査基準の異なる二つの全国大会で金賞を取るというのは、すごいことである。

この二つのコンクールでピアノを弾いたのが白河さんである。石川県出身で、東京藝術大学大学院を修了したピアニストだ。ここ何年も、我が門下生コンサートの伴奏をお願いしている。

もちろん、合唱コンクールは合唱を競う場である。ピアノの演奏技術そのものが評価され、それが合唱団の成績に反映されるというのは違うだろう。以前、福島高校が同校の管弦楽団とともに全日本合唱コンクールに出場し、金賞を獲得したことがあった。演奏したのは、ケルビーニの「レクイエム」。管弦楽団の伴奏で合唱コンクールに出場することについて、あれはどうなんだと一部で物議を醸した。合唱以外の要素が審査にどこまで影響するのか、という問題である。

声楽コンクールでは、ピアニストを帯同しない場合、主催者が用意した方にお願いする。その場合、ピアノのミスタッチは歌手の評価に反映されない。まあ、当然だろう。

ところが、合唱では事情が少し違う。声楽に比べると、合唱におけるピアノの比重は大きい。特に現代の合唱曲では、ピアノは単に歌を支える伴奏ではなく、独自のリズムや旋律を持ち、合唱と一体になって音楽を作っている。伴奏というより、一つのパートとしてアンサンブルに加わっているように感じることもある。

そう考えると、ピアノの演奏を合唱とは切り離して考えることもできない。ピアノの力量が演奏全体を左右することもあるだろう。合唱を評価するのか、合唱とピアノが一体となった音楽を評価するのか。簡単に割り切れる問題ではない。

そういう意味でも、白河さんがピアノを弾いた会津高校が、二つの全国大会で金賞を獲得したことは、すごいことだと思う。

そして、自分にとっては、また別の楽しみがある。門下生コンサートでは白河さんの演奏を、ステージで独占できるのである。全国大会で二冠を支えたピアニストの演奏を、こんな身近なところで聴ける。これは、なかなか贅沢なことだと思う。
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