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2026年10月23日06:47

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東混の声を楽しむ(8436)

「森の歌」のゲネプロでは、ところどころ抜いて歌った。高音のユニゾンを張って歌うと、本番でしんどくなる。それに、東京混声合唱団(東混)の声を聴きたかったからだ。

2日前のピアノ合わせでは、休憩中に「東混のメンバー、楽譜を離して」といった趣旨の声が聞こえた。正確な言葉は覚えていないが、だいたいそんなニュアンスだった。どうやら、この曲の練習が不足していたようだ。

だが、プロである。翌日のオケ合わせで調整してきた。ゲネプロでは、東混の声が全開になった。それを聴いているのが面白かった。ここで自分も張り合って声を出すより、ずっと楽しい。本番では自分も頑張って歌ったが、彼らの声を楽しむ余裕があった。

ところが、途中で後ろのバスから気になる声が聞こえた。高音で「ウ」や「イ」を発音するとき、喉が上がり、口の中が狭くなってギリギリした声になる。まあ、1、2回だったが、こういう声はほかの声と合わない。そういえば、最後の練習で彼が休んだとき、指導者が「言うつもりだったのに休んで……。注意してくれないか」といった趣旨のことを話していた。発声について注意したかったのだろう。しかし、こういうことは指導者に言ってもらわないと困る。

帰宅すると、師匠からメールが届いていた。この日は門下生が5人出演していた。

「素晴らしい公演でした。お疲れ様でした」
「ありがとうございます。練習に出て来ない人の後ろだったら出ません、とゴネたら1番前になりました」
「そうでしたか。いつも後列で歌っていらっしゃるのに、今日は前列なんだと思っていました」

師匠も不思議に思っていたらしい。自分は普段も後列で譜面台を立てて歌う。後ろから余計な声や音程が聞こえず、のびのびと歌えるからだ。

合唱団OEKとやまの仲間も聴きに来ていた。前列で歌えたのはよかった。だが、前列で歌えたことよりも、東混の声を楽しむ余裕があったこと。それが今回の「森の歌」の一番の収穫かな。
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