落合陽一構成・出演の「夜叉ヶ池」(泉鏡花)を見に行った。ステージバックには、最初から最後までさまざまなイラストが流れている。音楽も、シンセサイザーとチェンバロ、弦楽器のグループに御陣乗太鼓まで加わるという、なかなか面白い組み合わせだった。語りの合間に流れる音楽がバッハやヴィヴァルディというのも面白い。2時間ほどの舞台だった。
9時過ぎにホールを出た。「腹減ったな。からやまか、マックにするか」と自分が言い、家の近くのマックに寄った。いつもはモスなのだが、少し遠いので今回はマックで妥協した。
最近は、どこへ行っても期間限定とか旬のお勧めのようなものを選ぶ。今回は肉厚ダブルバーガーのセット。妻はフィレオフィッシュを単品で買った。帰って食べたが、案の定、また胸焼けがしたので胃腸薬を飲んだ。マックで食べるといつもこうなる。やっぱりモスにしておけば良かった。
翌朝、4時に起きた。コーヒーをセットしてパンを焼こうとしたら、冷蔵庫に妻のフィレオフィッシュがあった。妻は食べなかったのだから、もういらないのだろう。そう思って、レンジでチンして食べた。7時になって妻が起きてきた。すると、いきなり怒られた。
「食べるのに置いてあったのに、ブツブツ」
冷蔵庫に食べないまま残してあるから食べただけなのだが、妻の怒りは収まらない。
「あなたはいつも自分のことしか考えない」
フィレオフィッシュ一個の話が、いつの間にか自分の普段の生活態度にまで発展している。こういうときは、反論してもろくなことにならない。しばらく頭を下げて、台風が通り過ぎるのを待つ。10分ほどで収まった。
食い物の恨みは、げにすまじきものなり、である。
ログインしてコメントを確認・投稿する