これでもう雨漏りはなくなったと思っていた。ところが昨日からの豪雨で、やはりまた水が垂れてきた。
二階の物置の天井の隅には、これまで洗面器と雑巾を置いてあった。もう大丈夫だろうと撤去して天井をふさぐつもりだったが、「万が一」を考えてそのままにしておいた。それが正解だった。洗面器にはまた水がたまり、ポトポトと雫が落ちている。
妻に言った。
「やっぱり工事代金を払うのが早かったかな」
外壁工事の費用は、先週すでに振り込んだばかりである。
追い打ちをかけるように、夜、練習から帰ると妻が「二階のトイレが詰まっている」と言う。見に行くと水は流れないが、時間をかければ少しずつ引いていく。キッチンや風呂は同じ排水管につながっているが、そちらは問題ない。一階のトイレは使えるので何とかなるが、不便である。
「××さん(建築士)にメールしておいて。雨漏りのことと、トイレのことも。でも、ここまで続くと笑うしかないな」
気になっていたせいか、いつもより早い午前3時に目が覚めた。どうせ眠れないならと、以前買ってあった排水管掃除用のワイヤーを一階の物置から持ち出して作業を始めた。昨夜よりは水の引きは早くなったものの、まだチョロチョロとしか流れない。これで直ればありがたいが、朝までやって改善しなければ、あとは業者に任せるしかない。
それにしても災難は続く。雨漏りが止まったと思えばトイレが詰まり、夜明け前には排水管と格闘である。腹を立てても仕方がない。こんな日は、笑いながら一つずつ片付けていくしかない。
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