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2026年07月23日06:01

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練習に来ない人を当てにしない(7047)

「森の歌」の練習の後半は、男女に分かれた。第1曲はバスのソロと男声合唱で、途中から5部に分かれる。遠隔地から来る1人を除けば、バス5人、テナー7人である。正直、かなり厳しい人数だ。パート全員で歌えばそれなりに聞こえるが、ほぼ1人1パートで、しかも低い音が続く。なかなか厳しい。まあ、東京混声合唱団のメンバーもいるので、本番は何とかなるのだろうが。

パートの確認をしていると、「××さんは?」という声が聞こえた。思わず、「出るんですか? 来ない人を当てにしてもしょうがないでしょう」と、かなりきつい言い方をしてしまった。合唱の練習で、こんな言い方をしたことはない。自分でも少し驚いたが、カチンときたのだ。

月2回の練習で、本番まであと5回。過去に2回歌ったことのある自分でさえ、まだ所々、音に不安定な箇所がある。オーケストラが入れば多少の音のずれは吸収されるだろうが、それでも、できるだけきちんとしておきたい。

そんな状況で、現時点で練習に来ていないメンバーを戦力として数えること自体、自分には考えられない。プロのエキストラなら話は別だが、いくらベテランで、声を聞けば歌える人であっても、アマチュアである。練習なしで本番に出られるほど簡単な曲ではない。

しかも、オーディションを受けて合格し、ステージに立つと決めたのは本人である。以前参加していたOEK合唱団でも、同じようなことがあった。そういうメンバーがいると、こちらまで練習に参加する気持ちが萎えてしまう。出ないのであれば、事務局に楽譜を返却し、指揮者にも伝えるべきだ。

帰宅して妻に言った。
「××さんが来ていないんだぜ。下手くそで、どうせ歌えないのに」

いつもなら、人のことを上手いとか下手だとかは言わない。関屋晋先生が「合唱は、いろいろな人が混じってやるからいいんだ」と話されていたのを覚えているからだ。上手い人ばかりでなく、いろいろな人がいるからこそ、合唱は面白い。

それなのに、今回はつい「下手くそで、どうせ歌えない」と言ってしまった。考えてみれば、自分が本当に腹を立てているのは、歌が下手なことではない。下手でもいい。練習に来て、少しずつ歌えるようになろうとしている人ならいい。問題は、練習に来ないまま、本番には出るつもりでいることだ。

今日はモーツァルトの「レクイエム」の練習日である。先週はベースが2人だった。火曜日の夜の練習には9人ほどいるらしいが、木曜日の午前中は、もともと3人しかいない。本番には10人以上が揃うことになっているらしいが、自分が練習に出る日は、いつも2、3人である。

「来ない人を当てにしてもしょうがない」と言ったばかりだが、こちらもこちらで、毎回、少人数で何とか歌っている。それでも、本番には出すしかない。結局、合唱というのは、なかなか思い通りにはいかない。
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