mixiユーザー(id:15337934)

2026年07月03日05:41

26 view

練習録音(7017)

金曜日は金沢市民合唱団の練習日である。

2年前、それまで30年間指導されていた女性指揮者から、自分の師匠へと指揮者が代わった。以前に定期演奏会(2,3年に1回)を聴いたことがあったが、その時は正直あまりピンと来なかった。声に魅力を感じられず、選曲も小品中心という印象だった。

師匠は児童合唱団で音楽を始めたが、すぐに声楽へ転向してプロになった。合唱指揮者というより声楽家だが、ドイツでは教会合唱団で歌い、帰国後も東京でバッハ・アンサンブル、びわ湖アンサンブルで活動して歌ってきたので、一般的な声楽家より合唱経験はある。

ある日のレッスンで、「『追分節考』はどうかな」と聞かれた。師匠がプロ合唱団時代に歌った作品らしい。自分もぜひ歌ってみたい曲ではあるが、アマチュア合唱団にはかなり難しい。暗譜が前提になるような作品で、演奏される機会も少なく、自分もまだ実演を聴いたことがない。

その後、「水のいのち」を取り上げると聞いた。この作品なら男声版も混声版も歌っており、ほとんど暗譜している。推薦した団長は自分より少し年上で、合唱経験も長く、好きな作品の傾向もよく似ている。それなら歌ってみようと思い、昨年秋に入団した。もちろん、師匠から直接誘われたわけではない。

小さなステージを重ねるうちに新入団員も増え、今では40人ほどの団になった。学生団体を除けば、この地域でもかなり大きな合唱団である。

練習ではみな真面目に歌っているのだが、アンサンブルとして互いの声を聴き合うという意識が弱い。そこで師匠と団長の了解を得て、毎回の練習録音を団員向けにアップロードすることにした。自分の声だけでなく全体を客観的に聴くことで、次の練習に生かしてもらえればと思ったからだ。幸い「参考になる」という声も多く、それ以来、毎回続けている。

先週は声楽のコンサートがあり、練習を休んだ。事前に団長にも師匠にも伝えてあった。ところがレッスンで、師匠が開口一番、「金曜日、来られませんでしたね」。あれ、ちゃんと連絡したはずなのに、と一瞬思った。すると師匠は続けて、

「録音がないから、ちょっと厳しくやりすぎたかなって。」

思わず笑ってしまった。いかにも師匠らしい一言だった。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年07月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る