今日のコンサートを一区切りとして、来週からはコロナ前に在籍していた合唱団の70周年記念コンサート(12月開催)の練習に参加する。練習日が同じ火曜日なので、こちらの合唱団はしばらく休団することになる。来年1月以降に復帰するかどうかは未定で、このまま退団になる可能性もある。
簡単に言えば、今回の休団は「ボタンの掛け違い」というより、合唱団の目指す方向や活動に対する考え方の違いによるものだと思う。
自分なりに練習には真面目に取り組んできた。しかし、今回のコンサートに向けた最初の打ち合わせの段階から、どこかに認識のズレを感じていた。途中でスタッフを辞めて一般団員に戻ったのも、自分の考えを押し通すことより、団の方針を尊重した方がよいと考えたからである。小さな団体では、一人ひとりの考え方や役割が運営に大きく影響する。その難しさを改めて感じた。
OEK富山や石川音楽文化協会のモーツァルト《レクイエム》、あるいはOEK合唱団の「森の歌」などでは、自分は純粋に歌い手の一人であるから気楽である。一方、小編成のアンサンブルでは、演奏だけでなく企画や運営にも目が向く。良くも悪くも、それが団体の個性につながるのだろう。
昨日の金沢市民合唱団の練習には新入団員が2名加わり、団員数は40名ほどになった。組織や運営の仕組みがしっかりしているため、自分は余計なことを考えず歌に集中できる。もちろん音楽的には別の課題や悩みもあるが、それはどの団体でも同じことである。
今日は300席のホールでの演奏会だ。手元には配布されたチケットが何枚か残っている。普段ならもっと早く知人や合唱仲間に渡してしまうのだが、今回はなかなか気持ちが前に向かず、最後まで残ってしまった。それでも、聴きたいと思ってくれる人には、他の人から回っているだろう。
いろいろ考えるところはあるが、歌うことそのものに迷いはない。喉の調子も良い。まずは今日のステージで、自分の声とアンサンブルをしっかり響かせたいと思う。一区切りの演奏会を、気持ちよく歌って終えたい。
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