ホームセンターの帰りに生協へ寄り、食材を買った。財布の中には五千円札と小銭があるつもりで、いつも通り頭の中で計算し、四千円くらいで収めた。
レジで「4206円」と表示されたので、206円を先に出し、その上に札を乗せた。ところがレジのお姉さんが怪訝な顔をする。よく見ると、自分が出していたのは千円札であった。
「すみません、銀行へ行って下ろしてきてもいいですか」
「はい。でも、あちらにローソンのATMがありますよ」
見ると、イートスペースにATMが設置されていた。そこで現金を下ろし、無事に支払いを済ませた。
「いつできたんですか」
「3月ですね」
最近はデパートでも大型店でもATMが減り、不便になった。コンビニに入れば済む話ではあるが、小心者としては、お金を下ろすだけで店に入るのはどこか気が引ける。つい「ついで」が必要になる。
それにしても、財布の中に千円札しかないのに、それを五千円札だと思い込んでいたのは情けない。年金支給前で心もとなくなっているとはいえ、あまりにお粗末である。
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