【フィギュア】引退、父亡命、超高学歴、歯茎ピアス「やるな、を実行が大事」奔放アリサの一生
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ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪のフィギュア・スケート女子で、米国のアリサ・リュウ(Alysa Liu、劉美賢、20歳)がフリーで150点を超える好記録でショートプログラム(SP)の3位から逆転、金メダルを獲得(米国女子としては2002年ソルトレークシティ大会のサラ・ヒューズ(Sarah Hughes)以来24年ぶりの金メダル獲得とのこと)しましたが、この人のことを調べると、結構興味深い人物であることが分かった感じがします。
私は、1994年のリレハンメル五輪を前にした時期に、その女子フィギュア・スケート米国代表候補を選ぶトライアル大会だった全米選手権の直前、トーニャ・ハーディング(Tonya Maxene Harding)の関係者(当時の前夫が雇った人物)がナンシー・ケリガン(Nancy Kerrigan)を襲撃、膝を殴打して怪我を負わせる事件以降フィギュア・スケートなる競技にどうにも良いイメージが持てず、今回のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でも関心や興味を示すことはありませんでしたが、日本代表の2選手を凌駕し金メダルを獲得したアリサ・リュウについて、その生い立ちや、「メダルは必要ない。求めるのは自分のストーリーを伝えること」と言い切る個性的な一面に関心が湧きました。
父親が1989年6月の天安門事件(中国当局が民主化運動を武力弾圧し、多数の死傷者を出した)により亡命し、匿名の卵子提供者による代理母を通じて生を受けたこと、フィギュア・スケートでは史上最年少の13歳で全米選手権を制し、前回(2022年)の北京大会は16歳で6位、翌月の世界選手権で3位(銅メダル)の後に一度引退し、最高峰エベレストに登ったり、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)で心理学を学ぶ才媛でもあったりと、波瀾万丈にして個性のかたまりのような“人となり”で、一昨年にフィギュア・スケートに復帰して昨年の世界選手権とGPファイナル、さらに五輪と1年間で3冠に輝き、“時の人”となった感があります。
派手な金色のコスチュームや歯茎ピアスだったり、「メダルは必要ない。求めるのは自分のストーリーを伝えること」と言い放つなど、「金メダル、金メダル」と金メダル一辺倒の中で精神的余裕とやらを持つこととかが考えられない日本代表の選手団にはあり得ないようなキャラクターの人物である一方、父親が天安門事件を機に亡命した人ということで、(亡命者の家族ゆえか)中国政府からの監視対象になっても不思議ではない部分もあり、そのあたりも気になるところがあります。
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