詰め将棋は指し将棋とは別のゲームである。もちろん駒の動かし方は同じだが、独特のルールがある。
王手をかける側は最短手順で詰ませ、受ける側は無駄な合駒や余計な移動をせず、最短で詰まされる。しかも同じ手数で複数の詰み方があってはならない。解は唯一である。
文字にすると少しややこしいが、3手詰や5手詰をいくつか解けば、自然と感覚はつかめる。
20代のころ、どこまでソラで解けるかに挑戦していた。13手詰めまでは盤を使わずに解いた記憶がある。いまはそんな根性はない。最近はスマホで「今日の3手詰」などが出てくる。たいていは2、3秒でわかるが、ときには5分以上考えることもある。
昔、将棋の初心者にはまず解答を見ることを勧めていた。わからない問題をいくら考えても時間の無駄だ。まず答えを見て手筋を覚え、理解してからもう一度やり直す。そのほうが上達は早い。
ふと気づけば、このやり方は数学と同じである。問題を見て少し考え、解けなければ解答を見る。そして理解してからもう一度戻る。数1レベルなら、詰め将棋と似たようなものだ。ある種のクイズである。
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