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2026年02月05日07:21

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スポンと抜ける(6776)

発声については書かない。合唱を55年、声楽を10年やってきて、「こうなのかな」と思うところはあるが、所詮は趣味のアマチュアである。プロの声を聴けば素直にすごいと感心するし、コンクールで愛好家やミュージカルの歌を聴いても、うまいなと思う。

合唱についても同じだ。日本でトップクラスの男声合唱団で歌わせてもらった経験があるので、日本の合唱団のレベルがどれほど高いかは、好みは別として実感している。だから、他人の歌や団を批評する気はない。

――と、ここまでが前置き。いつもながら長い。

火曜日、10時からレッスン。仕事の関係で夕方に入れたこともあるが、やはり午前中がいい。喉が疲れておらず、余計な力も入らない。レッスン前にはパワーブリーズで呼吸のトレーニングはしていくが、声そのものは素の状態から始める。

20分ほど発声をした後、門下生試演会(3/1)に向けて「カタログの歌」(『ドン・ジョバンニ』)に取り組む。まだことばが追いつかない。師匠はドイツ・リートとオペラが専門で、リートでは声、アリアではことばを重視する。こんな早口、できるわけがないと思いながらも、なんとか真似をして歌う。今回は楽譜を見て歌い、10月には暗譜の予定である。

午後から鉄工所の手伝い(アルバイト)へ。1年ぶりに社長(カウンターテナー)に会ったが、仕事が少しできる程度まで回復していた。ただ、歌のレッスンはまだ休んでいる。

3時間ほどしてから合唱団の練習に向かう。ギックリ腰もあり、少し間が空いた。1時間ほどで抜け、同じ施設の別会場で行われているメンデルスゾーンの練習に顔を出した。普段は木曜日(午前)だが、今週末(2/8)が本番なので参加した。

午前組と違い、仕事をしている人が多いのだろう。声には疲れがある。まあ、そうだろう。自分も仕事をしていた頃は同じだった。

ちょうど最終曲の練習だった。バスが上のDから歌い出す。わめき声ではなく、しかし芯のある、張った声が求められる。難しいが、声がスポンと抜けた。歌いやすい。たぶん、午前中の声楽レッスンの成果だろう。

もっとも、聴いている側がどう感じたかは分からない。だが、それはそれでいい。そう考えて、気分よく帰った。

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