■電車のつり革、いろんな形がある意味は? 安全性や疲れにくさを考慮「近年は“向き”も変化」
(週刊女性PRIME - 02月02日 08:00)
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鉄道車両の吊り革(吊り手)と言えば、レール方向(網棚、ロングシート車両の場合の座席等に水平な方向)に配される棒に設置される吊り手受けの金具を介してが装着され、大きく分けて◯か△かに分かれ、事業者や路線によって形状や考え方は様々あります。古くは殆どが◯で、現状、△を導入している事業者は大抵は◯から移行している訳ですが、事業者によっては△から◯に戻ったり、△でも形状を見直したりしているところもあり、古くから、「立ち席客の安定のため」という目的で使われているとは言え、その形状をめぐっては今に至っても試行錯誤が続いている印象があります。私は◯よりも△が握りやすいと考えますが、事業者の考え方が理解しにくいところも見受けられます。
首都圏を例に挙げれば、JR東日本の通勤型電車では国鉄時代に◯から△に代わり、また◯に戻って△になるという経緯があり、△も原則枕木方向から原則レール方向に代わり、JRに移行し改めて原則枕木方向の配置になりました。△の形も時期によっておむすび形になったりE531系やE233系等では鋭角な三角形になったりと細かく変化し、E131系やE235系1000番代では普通の三角形に戻っています(優先席部は除く)。
△を積極的に使っているのが営団地下鉄→東京メトロですが、元々は枕木方向に配列されたリコ式吊り手(バネを装備し、乗客は吊り手を手前に引き出して使用する。離すとバネの力で元に戻る)を用いていて、眼鏡が割られる等の苦情が相次ぎ昭和43年頃から△に変わった経緯があります。
他では、東武鉄道や東急電鉄、京成電鉄では◯から△に移行、京浜急行電鉄(京急)は◯、東京都交通局(都営地下鉄)は◯→おむすび形の△(国鉄と同形)→◯→△と変化しましたが、京王電鉄や小田急電鉄は◯から一旦△となり、また◯に戻り、西武鉄道では◯とおむすび形の△の併用から◯、更に独特の形態(横楕円に近い◯、原則枕木方向)に転じていて、相鉄のように独自の横楕円を採用するところもあります。私の地元路線は△から◯(一時期、独自形状(枕木方向)を経て)に再移行していますが、なぜ◯に戻したのか、理解に苦しむところはあります。
更に言うと、東急電鉄は△の吊り手を小まめに変えていて、JRのE531系やE233系タイプの鋭角形を採用したこともあり、京成電鉄が△を採用したのが京王電鉄が△を取り止めて◯に移行した後だったり、各社各様、十人十色の様相だと思います。
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