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2025年10月10日11:31

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Facebookから転載

子を失った母グマが、ぬいぐるみを盗んだ――
空いた心の穴を、せめて綿で埋めるみたいに。

山間部で起きた、苦い話が話題だ。
今年はじめ、野生動物の保護スタッフが“初めての母親”になった一頭のクマを追跡していた。
三匹の子グマは、地元でちょっとした“アイドル”。
けれど一週間もしないうちに、すべてが終わった。
近くの道路を渡ろうとして、三匹とも車に次々とはねられて死んだ。
生き延びる術を教える前に、時間が尽きた――未熟な母の、どうにもならない現実。

それからだ。
住民から“不可解な侵入”の通報が相次いだ。
盗まれたのは食べ物でも、ゴミでもない。ぬいぐるみ。
店主たちは口をそろえる。
「お菓子なんか見向きもしないで、テディベアだけくわえていく」。

保護スタッフが彼女の巣をのぞいたとき、すべてが見えた。
そこには、ぬいぐるみのクマが山になっていた。
きちんと寄せ集められて、まるで“新しい家族”を作るみたいに。
ここにあるのは、単純な“窃盗”じゃない。
母親の物語だ。

奪われたものは、あまりにも大きい。
埋めたのは、綿と布の静かなぬくもり。
私たちはその横を、何事もなかったように車で通り過ぎる。
怒ってもいい。泣いてもいい。
でも、目をそらさないで。
この母は、ただ“足りないもの”を補おうとしただけだ。
その山積みのテディベアは、彼女の叫びであり、弔いであり、最後のよりどころだった。
引用元FB:小動物大世界
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