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2022年03月27日20:38

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12勝、本割で負けた後の決定戦Vはちょっと不本意かもしれないが、実に見事な15日間だった。

■若隆景が初優勝 新関脇Vは86年ぶりの快挙
(朝日新聞デジタル - 03月27日 18:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6901408
大相撲三月場所千秋楽、幕内の優勝は東関脇の若隆景が優勝決定戦にもつれ込み、前頭七枚目の高安を上手出し投げで退けて初めての賜杯獲得を決めました。
さて、ここまで若隆景と高安が12勝2敗でトップに並び、星一つ差に西前頭六枚目琴ノ若が追走していた賜杯レースですが、本割では先に琴ノ若が小結豊昇龍の下手出し投げに屈して11勝4敗に終わって脱落、二敗の若隆景と高安に絞られ、是より三役の四股を踏んで最初の一番となった高安が西関脇阿炎の両手突きと喉輪攻めに防戦一方でよろめかされての送り倒しに屈して三敗となり、御嶽海と貴景勝の一番を挟んで結びに若隆景が登場、前日に角番を脱した大関正代と対戦。立ち合い押っつけから左上手を取って頭をつけて体勢を作るも、右半身の正代に出られて逆転の寄り切りに屈し、こちらも三敗。12勝3敗の相星となって決定戦に。本割では十一日目に対戦して若隆景が押し出しで制していますが、その決定戦、高安の右かち上げを躱した若隆景が右押っつけで回り込み、高安は左を捩じ込み下手を取って攻め込んだところを若隆景が右に逃れて離れ、引いて土俵際に後退し、右膝がギリギリ土俵に触れそうなところを粘り腰で堪え、右で上手を掴んで逆転の出し投げで勝負あり。見応えある攻防の決定戦を制した若隆景が、昭和11年(1936年)の五月場所での双葉山(後に第35代横綱)以来86年ぶりとなる新関脇での優勝を果たしました。
その優勝インタビューで、「実感はまだちょっとわかない」と語った若隆景は、「心境は変わらない。一生懸命相撲をとるだけでした。最後何とか残せた。自分の感覚の中であった」と、また、今場所については「いつも言っているんですが、下からの攻めが今場所はよかった。」とコメント。出身地である福島県の人に向けては、「震災から11年経って、一生懸命相撲をとる姿を見せられたかなと思います」とコメント。福島県出身力士としては昭和47年一月場所の栃東知頼(元関脇。元大関栃東(現在の玉ノ井親方)の父で、後に先代の玉ノ井親方となる)以来50年ぶりとなります。
優勝決定戦を闘った両者について、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は決定戦を一瞬、高安の勝ちで決まったと見たとのことで、「最後まで分からない。絶対に勝つという気持ちしかなかっただろう」と、勝った若隆景の立場に立って分析、両者については「立派です。二人とも立派だ。最後は勝ちたい気持ちの強い方が勝ったということ」とし、若隆景の勝因を「膝から崩れ落ちそうになったけど崩れなかった。稽古でしょう。あの体(身長181cm、体重130kg)ですから」と、稽古の積み重ねで賜杯を勝ち取った若隆景を称賛していましたね。
若隆景、そしてその兄の若元春、その兄で若隆景の付き人を務める幕下の若隆元が所属する荒汐部屋としては初めての幕内優勝力士であり、師匠の元前頭二枚目蒼国来は、晴れて「幕内優勝力士を輩出した師匠」となりました。思い起こせば平成23年の大相撲の「八百長スキャンダル」で八百長に関与したとされて協会から解雇処分を受けるも、事実無根として直ちに幕内力士としての地位保全などを求める仮処分申請を東京地方裁判所に起こし、さらに協会に対して幕内力士としての地位確認を求める訴訟を部屋とともに東京地方裁判所に起こし、2年近くにわたる裁判を経て解雇を不当とする判決を勝ち取り協会の控訴断念で平成25年の七月場所から幕内力士として復帰したという経歴のある人で、一昨年に引退して元小結大豊から荒汐部屋を継いで、NHKの大相撲中継の三段目後半から幕下の取組などで解説を務めることがありますが、かつては2匹の猫の存在でも有名だった部屋としても、実に素晴らしい出来事が生まれたことになりますね。
さて、三賞ですが、殊勲賞は若隆景(本割で勝ち、かつ優勝が条件)、敢闘賞は琴ノ若、高安、技能賞は若隆景と相変わらず厳しい条件での選定となり、若隆景は本割で敗れたため殊勲賞は「該当者なし」となりました。また、十両の優勝は十両は東十三枚目の竜電が水戸龍を左上手を掴んでの寄り切りに退け、13勝2敗で優勝。不要不急の外出と「逢瀬」で協会のガイドライン違反を犯しての三場所の出場停止明けから三場所目で「相撲をとれることがうれしいです。感謝してこれからもやっていきたい」とコメント。決定戦となった序二段は東62枚目の虎徹(大嶽部屋)が中島を寄り切りで制して優勝、序ノ口は今場所帰り入幕の琴勝峰を兄に持つ東十枚目の琴手計(佐渡ヶ嶽部屋)が同じ佐渡ヶ嶽部屋の東十三枚目の琴挙龍を寄り切りに仕留めて優勝しました。

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