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2021年03月28日21:09

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優勝で花を添えた「奇跡の帰り大関」。

■照ノ富士が3度目V、大関復帰を確実に 大相撲春場所
(朝日新聞デジタル - 03月28日 17:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6463603
大相撲三月場所千秋楽、三敗で賜杯レースの単独トップに立った関脇照ノ富士が大関貴景勝を押し出しに退け12勝3敗とし、帰り入幕の昨年の七月場所以来3度目の幕内優勝(すべて関脇以下の番付で、これは史上初)を果たしました。この一番、立ち合い照ノ富士が貴景勝の右腕を手繰って取るも、外れて土俵際に追い込まれた照ノ富士は踏ん張って右差しから前に出て、貴景勝が苦し紛れの小手投げを見せるも白房下に運んで勝負あり。押し出しで賜杯ゲット、直近三役三場所の通算を36勝9敗として帰り大関を確実にし、場所後の臨時理事会招集に繋げました。
さて、照ノ富士のここまでですが、関脇だった23歳の平成27年五月場所で初優勝を果たしてその場所後に大関昇進を果たすも、両膝の負傷に加えてC型肝炎、更には糖尿病などにも罹患、大関在位14場所で陥落し、休場が続いて幕下陥落が決定した平成30年に両膝を手術。大関陥落後に師匠の伊勢ケ濱親方(第63代横綱旭富士)に何度も引退を申し出ては認められず、「必ず幕内に戻れる」との粘り強い説得を受けてもう一度新弟子になろうと決意、西序二段48枚目まで番付が下がった平成31年の三月場所で復帰、7戦全勝(決定戦進出も優勝はならず)を飾って破竹の勢いで番付を上げ、西幕下10枚目で迎えたその年(令和元年)の十一月場所で優勝(7戦全勝)して、明くる昨年の一月場所で関取に復帰。十両を2場所で通過してコロナ禍で開催キャンセルとなった五月場所を挟んで昨年の七月場所で帰り入幕、幕尻の東前頭十七枚目で優勝(13勝2敗)を果たし、帰り三役(東小結)となった昨年の十一月場所で13勝、以降、東関脇で11勝を挙げ、今場所は12勝で優勝。大関から平幕以下に陥落してからの大関復帰は昭和52年一月場所の魁傑(後に放駒親方。協会理事長を歴任)以来と、優勝も大関昇進もまさに"記録ずくめ"となりましたね。八角理事長(第61代横綱北勝海)は今日の一番について、「照ノ富士は、焦らず冷静だった。貴景勝の方が小手に振って勝負を焦った。辛抱勝ちでしょう。照ノ富士は初日から安定して優勝するべく優勝した。膝の強化と体調管理をしっかりやれば、立派に大関を務められる。三大関は、照ノ富士に勝たないと優勝できないということ。」とコメントしましたが、師匠曰く「十日目の志摩ノ海戦で膝を悪くした。」とのことで、その一番で敗れて以降は強さを発揮して白星を重ねており、それだけ、照ノ富士が強かったと言えるでしょう。取り分け、その時点で星二つ差を付けた小結の高安が崩れ、残り五番を最後の三日間の三連敗を含む1勝4敗としたのと対照的でさえあったほどでした。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞には照ノ富士、敢闘賞には高安、碧山、明生(すべて勝った場合)、技能賞は若隆景と決まりましたが、高安と前頭十二枚目の碧山は直接対戦で敢闘賞を賭ける一番となり、碧山が叩き込みで制して敢闘賞。一方、前頭三枚目の明生は十両時代から合い口の良くない前頭十四枚目の帰り入幕剣翔を寄り切りに仕留めて、敢闘賞受賞で二桁に乗せました。この結果に、テレビ正面解説の第52代横綱北の富士は、前頭十六枚目の魁聖を下手投げに仕留めて二桁に乗せた前頭八枚目の翔猿が「なし」となったことに「渋いねぇ、三賞委員会」とぼやき、殊勲賞の照ノ富士については「殊勲にならないでしょう、大関より実力上だから。失礼じゃないか。」と納得が行かない様子でしたね。
その他。貴源治と2人が四敗で並んでいた十両では、西九枚目の白鷹山(高田川部屋)が千代丸を押し出しに退け、11勝4敗で優勝。今場所はすべての段で決定戦無しで優勝が決まったことになりました。
もう一つ。結びの一番での朝乃山と正代の大関同士の一番で、朝乃山が正代を上手投げに仕留めた際に敗れた正代が白房下に倒れ、その時に行司の41代式守伊之助が巻き込まれ、体勢を崩して尻もちをつき、背中からまっ逆さまに土俵下に。暫く起き上がることができず、控え行司の木村玉治郎が代わって土俵に上がり、朝乃山の勝ち名乗りを行うことになりました。伊之助は呼び出しらの肩を借りて退場し、相撲診療所で診察を受け、異常はなかったとか。様々、事件簿に書き込む事柄にこと欠かなかったこの三月場所を象徴するような出来事が、千秋楽に起きました。この一番で朝乃山は二桁に乗せ、7勝7敗だった正代は負け越し、来場所は角番となります。
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