MTFとなる原因についてこれまで様々な説をお話しましたが
ついに本命に辿り着きました。
過日「MTFや女装子も女性だ」と主張して参りましたが、
今回お話する内容からには充分納得して頂けると存じます。
全ての原因はY染色体にあったのです。
X染色体には1098個の遺伝子が
Y染色体には78個の遺伝子があります。
どちらも元々は約3億1500万年前に陸上で暮らすことになった
有羊膜類の性のための祖先型性染色体と呼ばれる常染色体でした。
約1億6600万年前になって有羊膜類は哺乳類に進化します。
その結果、XとYの性染色体を持つことになったのです。
この当時はおよそ1500個の遺伝子を持っていたようです。
X染色体は祖先型性染色体をそのまま引き継ぎ性染色体となりましたが。
Y染色体は祖先型性染色体の女性化遺伝子群を捨て去りました。
でもまだ現在よりは充分大きいものでした。
長い年月でX染色体も400個ほどの遺伝子を失いましたが
Y染色体はもっと激しかったようで、人間が持つ46本の染色体の中で
唯一遺伝子が存在しない領域の遺伝子砂漠を持つことになったのです。
現在では20万年間に遺伝子は1個減っているらしいのです。
ところでXとYの性染色体を持つ普通の男性、MTFや女装子が全て
Y染色体に78個の遺伝子を持つことでにならないようなのです。
つまり個人差があるということです。
X染色体には修復機能があります。
女性は父親と母親からX染色体を受け継ぎますが、そのとき見比べて正しい方に修復されるのです。
男性(普通の男性、MTFや女装子など)は母親から正しいX染色体を受けますが
父親からはそのままのY染色体を受けます。
Y染色体には修復機能がないからです。
額面上は78個ですが、最悪の人は30個程度らしいです。
つまり最大48個が機能不全や死滅しているらしいのです。
X染色体には女性化遺伝子と男性化遺伝子がありますが
男性化にはY染色体にあるSRY遺伝子が関係します。
例えY染色体にSRY遺伝子が1個だけになって他の遺伝子が消えたとしても
身体は必ず男性化します。
ではY染色体にあるSRY遺伝子以外の77個の遺伝子はどうでしょうか。
どうやら男性としての性自認に関係すると思うのです。
48個が機能不全や死滅しているとしたら、その中に
男性としての性自認に関係する遺伝子が含まれていると思うのです。
MTFと女装子とはどちらも多数の遺伝子の機能不全や死滅があるはずです。
それがより多ければMTFとなり、少し少なければ女装子になると考えたわけです。
MTFが女性の身体で生きたいと願うこと、
女装子が女性の衣装を纏って生きたいと願うことは
Y染色体に含まれる遺伝子の減少と関係すると考えたわけです。
太古ばかりか現在でも紫外線や放射線は地表に降り注いでいて
遺伝子は傷つけられたり破壊されたりしていますからね。
こんな仮説はいかがでしょうか。
納得してもらえたでしょうか。
ログインしてコメントを確認・投稿する