少し前、全米オープンテニスでノバク・ジョコビッチ選手が危険行為を犯したとして失格処分になりました。問題の場面は5−5からサービスゲームを落としてしまったジョコビッチはポケットに残っているボールを、ボールパーソンに転がしさえすればいいのに、ジョコビッチはボールを背後に打ち込みました。
苛立ちとともに打ったボールは、壁際の女性線審の首元を直撃してしまいました。線審は喉を押さえながらコートに倒れ込みました。慌てたジョコビッチはすぐに線審を介抱しましたが、試合は一時中断となり、協議の末に失格が決定しました。苦しい試合展開で思うようにいかないと苛立ちで手元が狂ったのでしょうか。
世界の超一流選手でもこのようなミスを犯してしまったのです。自分の感情を制御すると言うことは難しいことなのであろうか。このような苛立ちでミスを防ぐアンガーマネジメントのひとつに「6秒ルール」というものがあのます。怒りが頂点に到達した時に6秒間を我慢すれば、衝動的な行動をなくなると言うのです。
この件での、大会組織委員は失格処分を下した理由を「コート上で、危険または乱暴な方法で、意図的にボールを打ったこと、あるいは結果を考えずにボールを打ったこと」にあるとしてグランドスラム大会でのルールに違反したとしています。
適用されたルールを反対に考えてみると危険で乱暴な方法でボールを打たない事。結果を考えずにボールを打たない事という2点ができていれば防げるということでしょう。画像を確認すると、打ったボールはノーバウンドで直接に喉元に当たっています。
大会組織委員会側は他にもコメントもしています。「彼はボールが向かった方向をよく見ていないので女性線審に当てる意図が無いのは明白ではあるが、その先にいる人を傷つける可能性があることを知りながら、あのスピードとあの威力でボールを打ったことは、十分な過失である」というのです。
この方向にボールを打ったら、この力でボールを打ったら、どういう結果になるのか、これを想像できれば、これはまずいと気付き、体の動きを止められたかもしれません。このようなミスを防ぐ手立ては、結果を想像することが重要でしょう。ただ、その想像力を発揮するには前頭葉が働かなければいけません。
前頭葉が対処するには最初に数秒の時間が必要です。どんな状態でも6秒ルールが実践面において必要かもしれません。これに限らず、仕事や日常生活、人間関係においても活用できるのではないかと思うのです。だが、私には6秒待つことが至難の業ですが(笑)
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