菅氏が自民党総裁となり、臨時国会で総理大臣に選任される運びとなりました。直接国民が総理大臣を選ぶことが出来ず、派閥で総理大臣が決まると言う日本人らしいやり方ですが、世襲の政治家が多い中、久し振りに庶民出身の総理大臣が誕生するということは、少しは国民の痛みを知っている方だと言うことでしょうか。
戦後の総理大臣の中で、近代に名を残す庶民から現れた優れた政治家というと、田中角栄であると私は思っています。田中角栄は、高等小学校を卒業した後、官僚、軍人、皇族等の出身でない政治家でありながらも、首相となりました。
また、知能と実行力があったことから「コンピュータ付きブルドーザー」、太閤秀吉のように庶民から総理大臣に上り詰めたことから「今太閤」と呼ばれていました。陰謀により総理大臣を退いてからも政界に大きな影響力を持っていたことから「目白の闇将軍」と呼ばれました。庶民からのしあがった政治家の中でもとても目立った存在でした。
米国でいえば、第16代大統領リンカーンは貧しい農民の出身でした。リンカーンは奴隷開放で有名ですが、それを議会で通すために、買収や脅迫に近い強硬手段を行なったと言われています。田中角栄もリンカーンも、目的を達成するためには手段を選ばないタイプの政治家でした。このような実態は、歴史上有名な政治家によく見られます。
菅総理大臣は、田中角栄以来の庶民からの総理大臣です。田中角栄がロッキード事件で逮捕されたように、近い将来、疑獄事件で失脚しないことを願います。ちなみに菅氏は「GoTo延期を全く考えていない両立が大事だと言っています。
菅氏は二階氏を幹事長続投としましたが、ANTAは全国5500社の旅行業者を傘下に収める組織で、そこのトップである二階幹事長はいわば、観光族議員の親分です。「Go Toトラベルキャンペーン事業を1895億円で受託したのはツーリズム産業共同提案体なる団体です。
この共同提案体に名を連ねる観光関連の14団体から、自民党幹事長の二階俊博氏をはじめ自民党の議員37名に対し、少なくとも約4200万円の献金が行われていることが「週刊文春」の取材で分かっています。果たしてこのようなことが足かせにならないか心配です。
ちなみに官房長官に任命された厚生労働大臣の加藤勝信さんは平成29年に私を表彰してくれた方なのです。また、初入閣の平沢勝栄さんとは一緒にお酒を呑んでお話したことがありますがとても良い方です。河野太郎さんは勉強会を行った後に夜中まで呑んで語り合った方です。
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