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2020年04月12日07:02

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満州で近代的基礎をつくった人

日本は日露戦争の勝利によってロシアの威力を満州国から追い出し、ロシアの南下を阻止しただけでなく、この荒野の地に鉄道を敷き、重産興業に力を入れました。初期の関東州では、1万人前後だけの関東軍が戦乱と飢餓の昴進する支那から軍閥の跋扈を阻止し、王道楽土の百源郷を造ったのは紛れもない事実です。

その土地が100万人を超える中国の流民を受け入れる土台となったのです。日清戦争以後、もともと荒野の地だった満州は、日本の重産興業、関東軍の治安維持により、ついに王道楽土の理想が実現し、軍閥内戦に逃げ惑う中国の難民にとっては、まさしく桃源郷となったのです。石原莞爾が描いていた五族協和がまさに実現に近づいた一歩でした。

日露戦争前のシベリア鉄道が完成された時、わずか100万人しかなかった満州の人口は、辛亥革命の頃には、1800万人、石原莞爾が立案して板垣征四郎が実行した満州事変の頃には3000万人に達しました。現在ではすでに日本人口を上回る1億3千万以上が生活する土地となったのです。

この近代的基礎をつくったのは、日本人なのです。それに比べて、自然の豊かな高原は、中国人自身の手でインフラ基盤を建設することができず、むしろ大量に流入してきた中国人の流民によって大自然が荒らされ、大地が食いつぶされ、現在でも満州とは全く対照的に、原始社会からそれほど脱却していない近代化の遅れた土地も多々あるのです。

黄文雄氏の意見を裏付けようとするような意見をジャーナリストの落合信彦氏は著書「誰も見なかった中国」の中で述べており、中国政府の情報ハンドブックからの重要資料を見ると30省の中で旧満州国に属する「遼寧省」「吉林省」「黒竜江省」がいずれも6〜8番とトップクラスに入っているのです。

私がすべての日本人に読んでほしいと推奨できる本、ヘレン・ミアーズ女史の「アメリカの鏡・日本」における「満州国観」が紹介されています。この本は1948年に書かれたものでありますが、マッカーサーが日本語版の出版を許可しなかったため、長い間、日本人の目に触れることはなかった本です。

終戦後50周年に当たる1995年、やっと日本語で出版されたといういわくつきの名著です。マッカーサーは、自分が禁止した本の日本語の出版が、占領終了後、このように長い年月を必要とすることを想像したであろうか。本の著書、ヘレン・ミアーズはGHQ労働局諮問委員会の11人のメンバーの1人として来日し、労働法の策定に参加した方です。


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