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2019年04月10日05:41

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確かに、麻原彰晃の一万円札よりは良いでしょうが…

お札の肖像に、最も適していない人は、誰でしょうか。
大久保清、勝田清孝、宅間守、宮崎勤、麻原彰晃らでしょうか(笑)

その逆と考えると、お札を飾るべき人物は、プラスのことをして、行いがよかった人だということになります。

殺人はマイナス、人命救助や社会福祉、発明、殖産興業、教育はプラスです。
これはハッキリしています。

ところが、人は一生において、いいこともする代わりにろくでもないことも仕出かします。

今回、意外だったのは、性的な不品行が問題にされなかったことです。
少なく見積もって、北里柴三郎は、庶子(妾などに産ませた子)五人。渋沢栄一は、庶子七人ですが、三十人などという話もあります。しかも、渋沢は、妻妾同居です。

不品行は疑いないですが、妾を持つ原資はどこから出たのでしょう。この二人が金銭面で清廉潔白な一生を送ったかというと、疑問が残ります。私生活は、生前に本人に会った新聞記者などの報告が、一人歩きします。だから、笹川良一などは、記者を四畳半二間のボロな借家に呼び、お茶漬けを食って見せました。

また、この不品行ですが、
たとえば、私が大金持ちであり、倫理道徳や自分の妻のことを考えないとしても、絶対に出来ません。こんなに子どもがいたら、心配や不憫さで文字通り夜も眠れないでしょうね。私は、健康な子に恵まれ、子どもの学生生活も比較的順調に行きました。恵まれていますが、それでもどんなに子どもを心配したことでしょうか。
良く言えば、私のような凡人とは、器の大きさが違うということでしょうが、薄情者だったと言った方が、実情に近いと思います。

津田梅子は、生涯独身宣言をし、それを貫きました。この私生活は、個人の趣味嗜好です。非難されるべきものでもない代わり、人の模範となるような褒められるべきものでもありません。

業績については、
北里柴三郎は、ペスト菌の発見など医学的な重大な業績を多数挙げて、しかも、東大医科学研究所や北里大学の母体、慶應の医学部を作りあげた人。また、慈恵医大の母体の慈恵会にも貢献をしています。貧民救済のために恩賜金で設立された、済生会では初代院長を務めました。

明治期には、西洋人の黄色人種への偏見といかに戦うか…という課題がありました。「黄色いサルにこんなに頭がいいヤツがいたのか…」と欧米人はさぞ驚いたと思います。人類への貢献という観点でも、国益の振興という観点でも功績は巨大です。

しかし、渋沢栄一はどうですかね。
確かに日本の資本主義の父といってもいい人かもしれません。
しかし、たとえば、富岡製糸場の支配人だったことがあります。富岡製糸場は、恵まれた環境にあったという研究もありますが、『女工哀史』で述べている、奴隷状態も事実に違いありません。

渋沢が選ばれたことは、
「悪いことをしないと金がもうからない」
「新政策の施行や経済の変動には必ず大きな犠牲が伴う」
などという、健全な一般常識が衰弱しているとみることができます。

また、今は、経済成長至上主義の通用する時代ではありません。渋沢らのグランドデザインが無効になった新しい時代でしょう。むしろ、同じものを無限に再生できるような安定した社会システムの創出が重要でしょう。

戦前に、キヨソネ(明治天皇の肖像を描いたお雇い外国人)が、お札の肖像として、神功皇后の想像的な肖像を描きました。もちろん、当時制作の肖像画は残っていません。全くのでっち上げで、モデルは何と庶民出身の女中さんだったそうです。そんな前例もありますから、
花岡青洲
本居宣長
などの肖像を、写実的にリライトしてもよかったと思います。

近代にも、横山大観、山田耕作、手塚治虫などの候補は多くいます。

私が勝手に選ぶなら、禿げていて偽造防止の役は果たせませんが、
千円 道元
五千円 上田秋成
一万円 快庵
にします(笑)

…2014から、「世」が変わっています。
「世」とは、三十年間の、時間の単位です。
ある、皇極経世
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%B5%E9%9B%8D
の専門家は、
1924年からの世は、みんなが信義を失う時代。
1953年からの世は、みんながバカになる時代。
1984年からの世は、みんなが金を失う時代。
2014年からの世は、みんなが安定を失う時代。
と解説しています。

それが、的中しないような世の中になってほしいです。

※ 皇極経世は、中國の宋代理学の精華ですが、なぜ、予言書のことを突然語りだすか…というと、
浪費家かつ借金踏み倒し大王の野口英世(ロックフェラー大学のレリーフには、playboy and hard drinkerという身もふたもないことが刻まれています)
一生を貧乏に苦しんだ樋口一葉という、経済面では芳しからぬ人物が、お札を飾っており、時代を象徴しているように感じられるからです。


■政府、24年に紙幣デザイン刷新=1万円渋沢栄一・5千円津田梅子・千円北里柴三郎
(時事通信社 - 04月09日 05:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5573113
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