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2018年08月21日20:58

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優勝の行方よりも、金足農の吉田輝星の投球数ばかりが気になった決勝戦だった。

■【詳報】大阪桐蔭が猛打で春夏連覇 金足農は反撃及ばず
(朝日新聞デジタル - 08月21日 13:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5253323
第100回全国高等学校野球選手権大会は大阪桐蔭高校が秋田の金足農業高校を圧倒して通算2回目の春夏連覇を果たしたようですが、勝敗の行方よりも、緒戦から一人で投げ続けて前日の準決勝まで通算749球を投げ続けてきたと言う金足農の吉田輝星投手の投球数が気になっていました。
試合展開は、後攻の大阪桐蔭が初回に二死満塁から相手の暴投での先制から2点タイムリー二塁打が出て3点を先制、3回表に金足農が1点を返すも大阪桐蔭が4回裏に3点本塁打、さらに5回裏には2点本塁打はじめ7本の長短打を集めて一挙6点を挙げ、吉田輝星をマウンドから引きずり下ろすワンサイド。7回に両チームが1点ずつ追加点を挙げましたが大阪桐蔭の柿木投手が金足農を被安打5、失点2に抑えて準決勝に続いて完投、「さすが大阪桐蔭は強ぇーなぁ」と言ったところでしょうかね。
にしても、やはり甲子園を目指して、またプロへの足掛かりを求めて全国から学生を集めて強豪校となった高校が数多く予選を勝ち上がって代表となることが多くなり、「都道府県代表」と言う大義名分が“有名無実”と化していく中、県立の農業高校で100%県出身者と言う秋田県の金足農業高校が決勝戦まで勝ち上がり、それが世間の注目を集めてフィーバー級の人気となったわけですが、そのエースたる金足農の吉田輝星は準決勝まで5試合を一人で749球、つまり1試合平均で150球ペース(準々決勝までは4試合で615球)の投球数に達しており、やはり過去の幾多の例に漏れず投球数の多さが懸念される事態になった印象がありました。今日の吉田輝星は5回で降板して被安打12、自責点11、投球数は132球となり、今大会での通算投球数は881球となりましたが、プロの世界で中4〜5日(MLBの場合)で登板する先発投手がQuantity Start(6回までに3失点以内に収める登板)を挙げた場合に多くとも1イニング平均で15球前後に収めてこそとされる中、高校生が1イニング平均で17.62球、9回換算で158.58球に及ぶ球数を連投で投げ抜くと言う現実が存在したことは、やはり“批判の的”となるのは致し方ないのではと思います。
それが有ろうとも、都道府県代表が有名無実化しようとも、主催者たる朝日新聞は“美談”に仕立て、取り分け投手の投球数が多ければ「粘投」「熱投」「忍耐」「根性」などのキーワードで感動を喚起し、一方では部数拡大のためのコア事業にさえしてしまおうとしているようにも見えますが、ここで「燃え尽き症候群」にでもなってしまったかのような感じになって、プロに入って伸び悩むか不発に終わるような人も少なくなく、肘の痛みに悩まされてTommy John手術を受ける投手も見受けられるようですね。
ゆえに、
https://ironna.jp/theme/795
(中でも、https://ironna.jp/article/7382)
のような批判的な論説も多くなっているようにも見えます。もっとも、金足農のような県立のところなどでは学生を集めるのに苦心しているところもあり、投手への過度の負担と言う問題も“やむを得ない”とする側面もあるかも知れません。ただ、あくまでも“選手ファースト”であってこその高校野球(猛暑の季節と言う気象上の問題も含んで)であるべきであり、過度な負担を強いることのないようにして欲しいものだと思います。
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