●オープニング>1
深い闇。画面だんだんぼやけて闇の中にうずくまっている全裸の少女を映し出す。胎児のように身体を折り曲げているところを顔に向かってクローズアップ。少女の眠っている顔がアップになった瞬間、ハツカネズミの胎児の表情のアップがインサートされる。画面回り込むようにして、周囲のネズミの巣のように盛り込まれた着物の山をなめていく。闇の中でゆっくり股を開く少女。股の奥からボロボロこぼれてくるハツカネズミの胎児。それらがピクピク蠢く様子を過剰なアップでなめ回し、暗転。タイトルイン。
「犬子孕女捐館(えのころはらめえんかん)」
●私立病院>2
紙人形のアップ。それに指が触れると、紙(和紙)に腐汁が滲んでいく。指から手、手から腕、腕から顔と流れていって、呻きすすり泣くハンセン氏病患者のミドルショット。カメラ、ゆっくり、バックしていき、病室から出ていくところの看護婦たちと医者をとらえつつ、廊下へ吸い込まれていく。廊下の窓から大きく回り込むように庭へカメラが流れていくと、毬を持った幼女が立っている。毬をつきながら歌う幼女。毬の弾みと歌声のリズムにのって、六人部屋病室を天井からとらえて、それぞれのベッドでのたうちまわる患者たちをワンカットでとらえていく。その中を歩き回り、廊下で看護婦たちと別れてつきあたりの病室へ入る医者を後ろから追う。医者の視点でドアが開かれ、部屋のアップの切り取りが展開されていく。
散らばった無数の紙人形。食い散らかした病院食の食器とトレイ。そして乱雑な環境とはうってかわって、別世界のように清潔に整えられたベッドの上には、医者の妹が横たわって夢を見ている。妹の顔が溶けるように画面が白くなっていく。
●夢>3
真っ白な紙吹雪の中で佇んでいる妹。ゆっくり振り返ると、向こうから白い馬が歩いてきて、その上には顔を垂れ紙で覆った天皇陛下が跨っている。能のような動作で歓喜の情をあらわす妹。
妹のモノローグ「あたしの天皇陛下!」
妹に向かってゆっくり手を差し伸べる天皇陛下。その手が妹の顔に触れたところで、夢が醒め、医者の手が妹の顔に触れているところをゆっくりバックしながらとらえる。
●私立病院>4
注射器のアップ。カメラ、パンして医者の表情のアップ。
医者「陛下の顔を見たか?」
ゆっくりした動作で首を振る妹。妹のむき出しになった腕に向かって、カメラ飛び込むようにして注射針とともに刺さって暗転。
●地下室>5
幾重にも重ねられた布団の山。その中を蛆虫のように這い回る数人のハンセン氏病患者。ブラブラ揺れる裸電球の灯りの下で、それぞれの表情などがクローズアップされ、男女入り乱れての大乱闘が展開されていく。布団を押し付けられ窒息する者、のど笛を噛み裂かれる者、数人に暴行されて絶命する者などなど。
静かになったところで、ドアが開かれ、医者が入ってくる。
布団の山の中からゆっくり現れる女性のハンセン氏病患者。血まみれに加えてあちこち腐汁だらけの格好にもかかわらず、勢いよく患者に抱きつく医者。
医者「今度こそまともな子供を作るぞ!」
死体入りの布団の山で交わっていく二人。
●ウサギ小屋>6
ワラで作られた巣の中で蠢く数匹のウサギの胎児。そこへ鼻をひくつかせて近寄る親ウサギ。画面瞬間的に女性のハンセン氏病患者の恐怖に歪んだ顔のアップに変わり、胎児をバリバリ貪っていく親ウサギの長回しに戻っていく。暗転。闇の中で響く医者の声。
医者「くそっ、またか。一体何がいけないんだ?」
●回想>7
闇の中に立っている少年と幼女。二人とも全裸である。
闇の中の声A「後ろを向けい」
言われるがままに後ろを向く二人。闇の中に響く甘い笑い声。
闇の中の声A「しっぽが生えとらん。どうじゃ、皆の衆、まともな子らじゃろうが」
闇の中の声B「ほんに、ほんに。それにしても、よう、わしらの中からこれだけの器量よしが生まれましたのう。しかも、姫(女の子の意)と太郎(男の子の意)と両方ときちょる」
闇の中の声C「これで連中を見返してやれるわ、きゃつら、片輪片輪とさんざんこけにしおってからに、ええか、おんしら、おんしら同士でわしらの血を清めて、わしらの家を再び興すんじゃ」
闇の中の声A「お家再興じゃ!」
稲妻が閃き、闇の中を一瞬照らし出す。着物をまとった肉団子みたいな異形のものたちが一列に座っている。その中の一人で手のようなものをあげると、それがぼとっと落ちる。少年の悲鳴。カメラ、少年の歪む顔に向かって急速に迫って暗転。
少年(医者の声で)「お父さん、お母さん、僕はいやだ!」
●院長室>8
机の上で頭を抱えて震えている医者。そこへ看護婦が入ってくる。さっと顔をあげる医者。
医者「どうだ?」
看護婦「ダメでした、またアレです」
そこで医者、爆発して院長室を駆け出していく。
●庭>9
庭先で一人乾布摩擦をしている男性のハンセン氏病患者。のんきに鼻を鳴らしながら軍歌を歌っている。そこへ日本刀を持った医者が突進してきて、患者を一撃で斬り伏せてしまう。
医者「こん畜生!この見掛け倒しが、地下室で何十人も殺して生き残ってきたのに、何故、肝心のタネは役立たずなんだ!貴様、大事な妹に恥をかかせやがって、貴様なんか生まれてこなけりゃよかったんだ!」
●病室>10
布団、着物、海軍国旗で乱れたベッドの上に横たわる妹。うつぶせになったり、仰向けになったりして、くねくねと悩ましげに身体を動かしながら自慰に耽る。その様子を静かに見守る天皇陛下の写真。カメラ、天皇陛下のまなざしに向かってクローズアップ、暗転して闇の中から声が響く。
奇形児「お母さん、僕は産まれなかったの?」
●見世物小屋>11
舞台。出し物の題名は「犬蠱療法(けんこりょうほう)」。演台で主人が説明している。
主人「エー、昔々の中国人は変わった民間療法でもってあらゆる病をやっつけてたようでございまして、そのひとつに古来のまじないに、近代の医学を掛け合わせた『犬蠱療法』というのがありまして、そいつは何かと申しますと、たくさんの犬を集めてお互い殺し合わせて、生き残った一匹を使って薬にするというものなんですな。それがオスだったらタネ犬に、メスだったら子供を産ませるてな具合に、産まれてくる子供の血そのものを薬にしていたわけでございます。サアサア、お立会い、これよりお目におかけいたしますのは、親の因果が子に報い、呪われた犬子(えんころ)、『犬蠱療法』の落とし子でござい!」
さっと幕が上がり、舞台の奥から犬子が現れる。全裸の少年と幼女で、手をつないでいる。観客からのブーイング。してやったりと高笑いする主人。
主人「まあまあ、こないだのようなインチキとはわけが違います、ソレ、回って!」
主人の掛け声とともに不器用に回ってみせる少年と幼女。後姿があらわになると、二人ともおしりにしっぽが生えている。観客の驚きの声。暗転。
●病室>12
ベッドから手を伸ばして看護婦の腕を掴むハンセン氏病患者。
患者「飯、まだですかいのう」
看護婦「うるさいっ、あたしだって食べてないんだ!あんたらの食費、あたしらの給料、病院に金がなくなったんだ、残ってんのは真っ赤な愛だけよ!」
看護婦、患者の手を振り払い、拳で患者の顔を乱打する。
●院長室>13
帳簿を前に計算している医者。ふと、算盤が弾けなくなったので手元を見てみると、人差し指と中指が算盤の珠の間に挟まっている。右手をゆっくりと上げる医者。人差し指と中指が腐れ落ちてなくなっている。絶叫する医者。
●夢>14
桜吹雪の中で静かに佇む妹。そこへ近寄る垂れ紙で顔を隠した天皇陛下。
妹「あたしの天皇陛下!あんたの子が欲しい!」
天皇陛下「分かった。その方の気持ちに応えよう。朕の血でその方らの血を清めよう」
●私立病院>15
日の丸鉢巻の医者、銃を手に廊下を突進して患者と看護婦を次々と撃ち殺していく。
医者「くそ天皇!てめえが戦争おっぱじめやがったせいで、うちは閉鎖だ!陛下、分かってんのか、閉鎖!駄洒落じゃねえぞ、畜生、何で神様のくせして助けてくんないんだよう!おれたち腐った血にゃ目もくれないってか?こうなったら、このおれが天皇になってやる!天皇陛下万歳!」
●夢>16
抱かれながら天皇の顔の垂れ紙をめくる妹。その下から現れたのは兄、医者の顔だった。絶叫する妹。
妹「お兄様!」
●病室>17
妹、目を覚まして飛び起きると、傍に兄、血まみれの医者が立っている。
医者「陛下の顔を見たか?」
こっくり頷く妹。
妹「お兄様だった、あたしを抱いていたのはずっとお兄様だった」
そこへなだれ込む看護婦と患者の群れ。怒号と悲鳴が響き渡る。
看護婦「そう!そのケダモノは全部患者のせいにしてたけど、ほんとはみんなそいつのタネだったんだよ!」
続いてなだれ込む奇形児の群れ。
看護婦「あんたらの父親はあいつよ!」
●地下室>18
数人に取り押さえられて地下室へ連れ込まれた医者、布団を何枚も重ねられて窒息してしまう。医者のペニスがゆっくりと起き上がり、射精するのを合図に、歓喜と興奮のあまり、大乱闘めいた踊りを踊りまくる患者たち。
●森>19
犬のように背を丸めて静かに子供を産む妹。暗転。
赤ん坊の視点で毬つきの少女の顔が映る。傍では祖母らしき老婆が手を合わせている。
老婆「なむあみだぶつ、赤子が生きているのがせめての幸いじゃのう」
毬つきの少女「おばあちゃん、この子、飼っていい?ちゃんと世話するから」
暗転。
●遊郭・毬太夫の部屋>20
暗面。画面沈み込むようにして天井を突き抜け、部屋の中央に敷かれた布団の上で絡み合う兵隊と毬太夫を映す。カメラ回り込むようにして、過剰なまでに装飾された部屋の様子を切り取っていく。遊郭前での記念写真、軍隊の写真、軍人の肖像、名所の絵葉書、その中に紛れ込むようにして老婆と毬つきの少女の写真が見える。少女の腕には赤ん坊が抱かれている。カメラ、マシンガンショットで老婆に迫ると、位牌のアップに変わり、同じく少女に迫ると、悶える毬太夫のアップに変わり、また同じく赤ん坊に迫ると、客寄せ格子部屋に座っている犬神少女のアップに変わる。
●遊郭・客寄せ格子部屋>21
犬神少女のアップから横顔のショットに変わり、格子の向こうからの客の冷やかしを浴びても無表情のままの様子を映していく。冷やかしに艶笑で応えていた遊女たちのひそひそ声。
遊女A「毬太夫の姉御が可愛がっているとはいえ、なんとまあ、憎らしい態度じゃのう」
遊女B「何様のつもりかえ、まだまだ男を満足させられぬくせして」
遊女C「噂じゃあれはねえ、汚い犬の尻から生まれてきたって話だよ」
目を閉じる犬神少女。
●遊郭・土間>22
腹が大きく膨れ上がった毬太夫の周囲に固まっている産婆と犬神少女。
産婆「おや、頭じゃのうて足から出てきた、今度のも逆子じゃわ」
すばやく胎児を引っ張り出す産婆。胎児はピクリとも動かず、だらーんとぶら下げられたまま、犬神少女の鼻先へ突き出される。
産婆「見てみい、へその緒が首に絡まってくたばっとるわ、じゃが念のために潰さっしゃれ」
犬神少女、無表情で胎児の足を掴むと、勢いよく土間に叩きつける。闇の中で響く声。
胎児「お母さん、僕は生まれてはいけないの?」
●夢>23
どこまでも続く闇の中を手探りで歩く犬神少女。闇がだんだんぼやけてきて、私立病院の地下室へ続く階段が浮かび上がり、半開きになった扉からは柔らかい光が漏れている。ホッとして駆け寄り、中を覗くとそこにはボロボロの布団が山のように積み重ねられてある。中に入り、布団の山に近づくと、布団の間からいきなりにゅっと突き出た手が犬神少女の足首を掴み、引きずり倒してしまう。顔を上げると、手とはいびつな方に医者の顔が突き出て、こちらをじっと見ているのが目に入る。しばらく見つめ合っていると、いつの間にか、周囲を無数の赤黒い肉塊に取り囲まれている。震え、蠢き、歌うように呻きながら這い寄ってくる肉塊の群れ。暗転。
●遊郭・毬太夫の部屋>24
目を覚ます犬神少女。枕元の明かりをつけると隣に寝ていた毬太夫が腹ばいになって鬼灯の実をしゃぶっているのが目に入る。咳き込んで無数の実を吐き出す毬太夫。テラテラと肉塊のように不気味に輝く鬼灯の実。
●遊郭・犬神少女の部屋>25
布団の上で肉文字遊びをしながらおしゃべりしている特攻隊隊員と犬神少女。
隊員「そう、雲の上ばかり飛んでいると、何でも見えるようになってくるんだ、例え天皇陛下の御心の奥でも」
犬神少女「へえ、じゃあ、あたしの中も見える?」
隊員「見てしまっていいのかい?」
犬神少女「いいよ」
犬神少女の胸に目を見開いたまま顔をうずめる隊員。
●特攻隊隊員の幻視>26
河原が広がり、全身包帯だらけの妊婦がうずくまっているのが見える。妊婦の後ろ姿から前方へ回り込むと、両手で石を抱えて自らの腹を打っている。
妊婦「いやだ!いやだ!だれが跡継ぎなんて産んでやるもんか、こんな腐った血、きれいさっぱり消してやるよう!」
そこへ、目の奥から現れるように、天皇陛下の後ろ姿が見え、そのまま妊婦へ歩み寄っていく。気づいた妊婦、恐怖の悲鳴をあげる。
天皇陛下の声「分かった。その方の気持ちに応えて、朕の血を流そう。見るがよい」
ぱっと川の水面に飛び散る血。
天皇陛下の声「我々はいつでも望んで生まれてくるのではない。驚きながらこの世に流されてくるだけだ」
血に染まった川の水面が泡立ち、水蛭子が現れる。閉じた目を見開き、初めて見る世界に甲高い悲鳴を上げ続ける。その悲鳴に重なるように叫ぶ隊員。
●草原>27
草原を駆け抜けていく特攻隊隊員。銃声が響き、ぱったり倒れる。
●街>28
ひそひそ声の中を歩く犬神少女。
ひそひそ声A「見て、あの子よ、男を満足させるんじゃなくって取り殺すっつうのは」
ひそひそ声B「こないだの特攻隊の兵隊さん、脱走で銃殺されちまったんだってねえ」
ひそひそ声C「あの子んとこに行った客はみんな死んじゃったもんねえ、それも変な死に方でねえ」
耐え切れなくなって足早になる犬神少女。曲がり角のところでいきなり呼び止められて振り返る。
そこには易を開いている祈祷師が静かに座っている。
祈祷師「おまえさん、子を孕んでいるね」
目を閉じる犬神少女。
●遊郭・犬神少女の部屋>29
部屋に案内される男。着流しで頭から風呂敷をすっぽりかぶった奇妙ないでたちである。毒づく案内人。
案内人「けったいな客だよ、全く。あんたに取り殺されてみたいんだとさ」
無表情に男を眺める犬神少女。
案内人が部屋を出ていくのと同時に、男が口をきく。
水蛭子「会いたかったよ、おかあさん」
驚愕の表情を浮かべる犬神少女。
水蛭子「あの病院を覚えているかい、あの陛下の顔を思い出したかい?」
後ずさりする犬神少女。
水蛭子「子供ってのは、いくら生まれてみても、血は薄まるどころか、ますます濃くなって、かさが増えて激しく流れていくばかりさ。頭の中を探ったって駄目だよ、記憶なんてありゃしない、あるのはこれさ!」
風呂敷と着流しを取り、全身をあらわにするのを見て、絶叫する犬神少女。
慌てて廊下、階段、玄関と遊郭の外へ出る犬神少女。その後を追いかけていく全裸の子供の亡霊(後ろ姿のみ)。
闇の中を転びながら駆けていく犬神少女。
●森>30
犬神少女をおぶさって森の中を歩いている祈祷師。背中に顔を押し付けてむせび泣く犬神少女。
祈祷師「一目で分かったよ、おまえさんもあの病院の生まれだってね。わたしもあそこで生まれたんだ。もうちょっとで院長に殺されるところだったそうだがね」
犬神少女「病院へ行きたい、この子が呼んでるの」
おなかに手をやる犬神少女。
祈祷師「うん、もうすぐだ。一緒に帰ろう、わたしも患者たちに呼ばれている」
●私立病院・廃墟>31
火事の焼け跡のような廃墟が広がる中を歩く犬神少女と祈祷師。
祈祷師「ここからは一人で行きなさい、わたしはやることがある」
しばらく祈祷師を無表情に見つめる犬神少女。やがて頷いて歩いていってしまう。
●森>32
ハンセン氏病患者たちの行列。口々に「病院はどこだ」などと呻いたり叫んだりしている。
●私立病院・廃墟>33
熱心に祈る祈祷師の周りに集まりだす亡霊たち。
祈祷、最高潮に達し、亡霊とともに踊って果てていく祈祷師。
●私立病院・地下室>34
地下室の扉が開き、中に入る犬神少女。前に見た布団の山がそのままそこにあり、その上には全裸の少年の幼女が手をつないで立っている。
犬神少女「お父さん、お母さん・・・」
もう一度見上げると、二人の姿は消えていて、布団の山の中から医者の亡霊を背負った特攻隊隊員の亡霊が現れる。
医者(子供の声)「ユルシテ。ユルシテ。ボクガワルカッタ。チハゼンゼンキレイニナラナイ!」
隊員(子供の声)「オレノチデモオマエノコハマトモニナラナイ。ナゼナンダ、ナンニモミエナイ!」
合体した二人の亡霊、布団の山の中に潜り込んで消えると、山のてっぺん、噴火口の綿くずの中から赤ん坊を抱いた妹の亡霊が出現する。赤ん坊は頭だけが大人で、顔は天皇陛下である。
妹(子供の声)「ツイニアタシノテンノウヘイカガウマレタワ!」
その光景に大きく喘ぐ犬神少女。おなかが激しく蠢き、うずくまってしまう。そこで目を開ける赤ん坊。
水蛭子「地獄だ!おかあさん、ぼくは生まれたくない!」
布団の山の中につっぷし、おなかの激しい痛みに苦しみ悶える犬神少女。画面、犬神少女の口の中に飛び込むようにして暗転。
●私立病院・廃墟>35
骨の山の中にうずくまって死んでいる祈祷師。安らかな死に顔である。それを眺めながら河原へ下りていく犬神少女。
犬神少女「私の赤ちゃん、これで終わりにするわ。あなたと一緒に死んであげる」
●川>36
川の中を歩く犬神少女。だんだん水の中に消えていってしまう。そこへ流れていく無数の紙人形。暗転。エンディング。クレジット。
ログインしてコメントを確認・投稿する