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2018年08月01日16:14

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ワイルド7 二次創作 新ワイルド7最終章 序章エンジェル・フォール ��

「ニュース速報」の文字が全国のテレビ、モニターの上部に踊る。
続いて、「オプシヌプリ湖サミット占拠のテロリスト集団に対し、強襲部隊が突入」。

画面がライブ映像に替わり、オプシヌプリ湖ホテルに迫る7台のスノーモービルを映し出す。
雪煙を上げて爆走するスノーモービルの先頭に乗っているのは、旧ワイルドの飛葉そのもので、続く六人も、ヘボピー、八百、オヤブン、両国、世界、チャーシューそのものである。

その光景を背に、報道番組の女性リポーターが北海道警察の警視正を相手にマイクを向けて質問をぶつける。
「彼らは何者でしょうか!?警察組織に属している部隊?」とリポーター。
それを受けて、警視正、チラとカメラ目線になり、ニッコリといやらしい笑みを浮かべて、「さよォ、我が国が誇る秘密警察、その名をワイルド7・・・死刑囚レベルの犯罪者を鍛え上げて組織した、悪党と見れば問答無用で処刑するチームじゃ。ゆえに、地獄から来た警察官とも呼ばれておる」と答える。
「わァ、それって、まるで映画『シルミド』みたいですわね?」
「なんじゃ、『シルミド』って?映画に例えるなら、『ダーティーハリー2』の敵役が一番分かりやすいワ」

註)「シルミド」、「ダーティーハリー2」についてはこちら。

https://goo.gl/7PYVSj

https://goo.gl/a8fXdF

コマ替わって、草波邸。
「ざけンなよ!!」と、天田、空のミネラルウォーターのペットボトルを液晶画面に向かって投げつける。
「どこの世界に、あんなに堂々と放映される秘密警察がいるんだよ!!なァ、草波さん!!」
喚く天田に、草波、ウムと頷き、「肖像権侵害で訴えられるナ・・・加えて、ユニフォームデザインの無断使用・・・」と呟く。
ズルッとこける天田。
そこへマックのツッコミ、「秘密警察にも肖像権なンてあンの?」
「当然だ、我々の場合、個人情報の漏洩には特に気を遣わなくちゃいかんだろ・・・ユニフォームデザインはさておき。それより、おまえら、こっちはこっちで、本家本元のワイルドのチーム結成だ」と草波、集まったメンバーにそれぞれ、再び新しく作ったワイルドのユニフォームと正式拳銃を配る。
ユニフォームは、従来の左胸部分にネームが入ったものではなく、サッカーのユニフォームのように、ヘルメットと同じワイルドのロゴが入っている。
「オヤ、今度のはネーム入ってないね・・・」とクロス。
「私の趣味がちと過ぎたようでな。サッカーチームじゃあるまいし、個人情報を表示するのはどうかと・・・」と、クスリともせず答える草波。
画竜、受け取ったユニフォームのエリの内側をピラッとめくると、そこには金色に輝くバッジが。
国家権力の最高クラスに値するバッジで、警察だけではなく、各省の大臣、役人、加えて防衛省にも効果のあるように設定されていると草波の説明。

ユニフォームに着替えて、ヘルメットを抱えて勢揃いする新生ワイルドのメンバー。

リーダーの飛葉大陸。正式拳銃はコルトウッズマンカスタム357マグナム。

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サブリーダーのクロス。正式拳銃は飛葉と同じくコルトウッズマンカスタム357マグナムカスタム(腕のいいガンマン同士、弾丸の共有をはかるのが目的)。

参謀の画竜。正式拳銃はモーゼルC96カスタム。

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マック。正式拳銃はウィルディ45マグナム。

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天田。正式拳銃はグロック17。

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馬力。正式拳銃はデザートイーグル50AE。

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リープヒェン。正式拳銃はワルサーP99。

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「これで七人!!そして、補欠に志乃が加わる」と草波。
「はァ?」とクロス。「冗談はやめてもらいたいね、こんな時に・・・」
「冗談ではない!!本人の強い希望もあってな・・・自分の身を守るためには、おのれでGunを持つのが一番だと・・・それで、訓練とレンタル移籍を兼ねて、外務省の秘密組織JJ機関に預けた。あそこなら生命を狙われても対処出来るだろうし、毎日のよォに世界中を飛び回るから、ますます安全を確保出来よォ・・・」
「まだ女子高生だろ?ちなみに拳銃は撃ったことあンの?」と天田。
「全くない」
「バイクは?」
「免許を取る年まで後一年だナ」
またズルッとこける天田。

「JJ機関で訓練を受けるってこたァ、教官がつくってことだわナ。誰?」と画竜。
「ジョージ・ヒロという男だ」
「ああ、あの、ナイフつきのエンフィールドNo.2の二丁拳銃の・・・なら、安心だ。少なくとも死ぬことはないだろう」

飛葉、別れ際に志乃を「試した」ことを思い出す。
学校に内緒でバイトしていたというファミリーレストランにて、リープヒェンと三人でお茶しながら、厨房から拝借したトレーに、空になったコーヒーカップに目一杯水を注いだのを乗せ、そのトレーを志乃の頭に乗せて、「志乃ベエ、得意のアレをやってみなよ」と。
志乃、ニコッと笑って、座った状態からサッとそのまま立ち上がる。
ウェィトレス、ヒッと悲鳴をあげるが、トレーの上のコーヒーカップの水は一滴もこぼれていない。
それから、さらに、やはり水を目一杯注いだコップを二つ用意して、志乃の両手に持たせる。
そのまま、タタッとファミリーレストランの中を走り回って一周する。
やはり、水は一滴もこぼれていない。
「すごーい!!」とリープヒェン。
「ちっちゃい時から二人前、三人前と運んでたからな・・・多い時は七人前のコーヒーを運んでたぜ。こぼさずにな」と飛葉。
そこで、喫茶VON時代のイコと志乃ベエの笑顔を思い出してしんみりとするが、すぐにキリッとした表情で、「おめえに出来るか、姫?」と。
「無理、無理!!」と即答。
「つまり、銃は撃ったことはないけれども、下地は出来てるわけだ・・・バランス感覚こそが射撃の基本だからナ」

急に破られる思い出。
絶叫と銃声が響いた方を振り返ると、液晶画面のライブ中継では、ホテルの真っ正面まで来た七人のワイルドたちをロシア人テロリストたちがAN-94で次々と射殺しているところである。

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「バカども!!真っ正面から行くやつがあるか!」と画竜。
「全くのトーシロじゃねぇか、ありゃァ」とクロス。

ライブ中継から替わって、現場。
コルトパイソンを握ったまま蜂の巣になったオヤブンを見下ろし、さらに銃弾を浴びせるテロリスト。
砕け散るコルトパイソンを見て、テロリストの一人が呟く。
「ナンだ、これ・・・エアーガンだぜ」
「見ろよ、東京マルイだと・・・」

一方、銃撃で片腕を失った飛葉が、ヒーヒーと這いずりながら、テロリストたちから逃れようと、遠巻きに見ている報道陣と警官隊、自衛隊に向かって、「た、助けて・・・」と手を振る。
沈黙する面々。
そこへ近寄るテロリストに向かって、「撃つな、撃たないでくれ!!こ、これは、ドラマの収録じゃないのか?俺たちはただの俳優・・・」と叫ぶ。
無線で連絡を受けたテロリストの一人、ニヤッと笑って、「さよォ、ドラマの収録だ・・・一生に一回こっきりのな・・・」と言い、抜いたマカロフ拳銃で飛葉の顔面に狙いを定め、「お疲れ!!」と引き金を引く。

それを眺めて、クッフフフと笑うジュー・ハナブサ。
「飛葉、観てるか?たった今、おまえが撃ち殺されたぞ・・・これだけ演出してやったんだ、頼むから早いとこ記憶を取り戻してくれよ・・・完全な状態にして・・・俺が誰かをハッキリ思い出させてから殺してやる!!」
と、シャッとサーベルをひと振りする。
燭台の上を払ったのだが、その切っ先には火のついたままの蝋燭の先が乗っている。
「やはり、日本刀よりサーベルがしっくりくるな」
そのサーベルは、闘牛士用の堅牢な刃のついたもので、フェンシングのそれとは異なる・・・

そこへ、ドアがノックされる。
ジョルジュ・デュヴァリエの声で、「カイザー」と・・・

カイザーと呼ばれたジューは、唇の端をアルカイックに吊り上げて、サーベルを鞘にチンと収める・・・

コマ、二人の部屋から大きく遠ざかり、空中を漂う巨大なクジラ型飛行船を映し出す。
次第に降下ポイントへ降りてくる飛行船を、遠く離れた米軍基地でエンゼルと水戸が眺めている。
エンゼルは、P-51「ムスタング」に搭乗し、水戸は、四式戦闘機「疾風」に搭乗している。

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「俺たちにゃ、やっぱりまともな結婚式は似合わねぇよナ、これが一番しっくりくる・・・な、聖子」と水戸。

「せやねェ・・・大空にハナブサの血でバージンロード描いたるワイ」とエンゼル。
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