『太陽神の娘』
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8980019で、サガ・カノン兄弟がオデュッセウスの末裔で、アイオロス・アイオリア兄弟がアキレウスの末裔という設定を出したので、じゃあ他の黄金は…と思い付くままに当てはめてみたら、「まさか十二人全員は埋まらんだろー」と思ってたのに、結構いい具合に埋まってしまって、「…あれ?」ってなっちゃって、しかも各場面を『星矢』のキャラで妄想してみたら、めっちゃ萌えちゃって、改めて翻案して書き出してみました。
誰得と言われても、いーんだよ、私が楽しいんだよ、『星矢』キャラのCPを思い浮かべて腐った目でこのシーンを想像すると萌えるんだよ、なだけの話です。
参照したのは松平千秋訳『イリアス』。
各キャラの配役は以下の通り。
ムウ→テウクロス。大アイアスの庶弟。母はトロイアの王女だったが、ヘラクレスが町を落とした際に奴隷にされた。優れた射手で兄とタッグを組んで戦った。後に大アイアスが自殺した際には不在にしており、帰ってから兄の埋葬に尽力した。しかし帰国後に兄を見殺しにしたと父に責められて国を追放され、キュプロス島に入植した。
アルデバラン→大アイアス。アキレウスに次ぐ将で「アカイア勢を守る砦」と呼ばれる巨漢。アキレウスと従兄弟という設定はホメロス以後のもの。アキレウスの死後、彼の鎧を誰が受け継ぐかでオデュッセウスと争い、敗れたために自殺した。ミルティアデス、キモン、アルキビアデスを生んだアテナイの貴族ピライダイ家は彼の子孫だと称していた。
カノン→オデュッセウス。知将として、木馬の計略でトロイアを落とした。トロイア戦後の帰国談は『オデュッセイア』で名高い。サガは、かぶるので配役キャラなし。
デスマスク→小アイアス。背は小さいが、足が速い。しかし傲慢、残酷、不遜である。アテナ女神にも嫌われ、トロイア落城時にアテナの祭壇にすがった王女カッサンドラを犯したため、神罰を受けて帰国途上で難破して死んだ。今回は出てこない。
アイオリア→アキレウス。トロイア戦争最大の英雄で『イリアス』の主人公。ゼウスの息子アイアコスの孫。アイオロスは、やはり配役がかぶるので、ペレウス(アキレウス父)ってことで。
シャカ→ヘレノス。トロイアの王子で予言者。女予言者カッサンドラの双子の兄弟という説もある。トロイア方の配役になっちゃうけど、ギリシャ方の予言者カルカスがぱっとしないので…。後にギリシア方に寝がえり、トロイア戦後も生き延びることになる。アレクサンドロス大王の母オリュンピアスの出身であるエペイロス王家は彼とアキレウスの末裔を称していた。
童虎→ネストル。饒舌な老将。「わしが若かった頃は…」という長話を何かあるとすぐおっぱじめる。しかし、戦後も特にこれといった苦労もせずに帰国している幸運な人。ちなみに若い頃にヘラクレスに故郷を襲われ、父と兄弟が全滅している。実はプリアモスも同じ目に遭っているのだが、こっちはせっかく再建した祖国がまた滅びるのだから不幸としか言いようがない。
ミロ→ディオメデス。アルゴス王。アキレウス、大アイアスに並ぶ勇将。トロイア戦後も生き延びる数少ない英雄…なのだが、帰国後は妻に裏切られ、故国を追われて南イタリアに入植した。
シュラ→パトロクロス。アキレウスの親族で年長の親友。アキレウスが奏でる竪琴をそばで聞いてたり、古代から「この二人、同性愛関係じゃね?」と言われた。ストライキするアキレウスに代わり、味方を鼓舞するために彼の鎧を身につけて戦場に赴いたが、トロイアの王子ヘクトルに討ち取られた。彼の死がアキレウスが再参戦する契機となる。ちなみにアキレウスは死んだ後、遺灰をパトロクロスと同じ骨壺に納めて埋葬されたという。
カミュ→ステネロス。アルゴスの王族で、ディオメデスの御者を務める。ディオメデスの従者的立ち位置なのだが、実はディオメデスの方が外国人だった父が入り婿してアルゴス王になった形で、ステネロスの方が古くて正統な王家の血筋だったりする(ちなみにアルゴスは王家が三つある)。そのせいか、トロイア戦後には彼の息子コメテスがディオメデスの妻(先代アルゴス王の王女)と組んで、ディオメデスを祖国から追放してしまう。
アフロディーテ→マカオン。アスクレピオスの息子で軍医。倒れて運ばれてる姿しか出てこない…。
シオン→アガメムノン。ミュケナイの王でギリシャ軍の総大将。勇戦もしてるが問題も多い人。
ヘラクレス座のアルゲティ→ペリパス。アレスに討ち取られた将。巨漢。
地獄の番犬座のダンテ→ステントル。ヘラが姿を借りた将。声が大きい。
巨犬座のシリウス→アウトメドン。アキレウスの御者で、彼の死後はその遺児ネオプトレモスの御者を務める。
天猛星ワイバーンのラダマンティス→ヘクトル。トロイア王プリアモスの長子で、トロイア方の総大将。敬虔で、勇敢で、愛妻家で、祖国の滅亡を感じつつ奮戦する悲劇の将。彼自身はアキレウスに討ち取られ、遺児アステュアナクスも落城後にアキレウスの息子ネオプトレモスに城壁から投げ落とされて死んだ。『イリアス』のもう一人の主人公で、この叙事詩は彼の葬儀で終わる。
天雄星ガルーダのアイアコス→アイネイアス。トロイアの王族アンキセスとアプロディテ女神の間の子。トロイア戦後も生き残り、イタリアに渡ってローマのもととなる国を築く。冥王軍勢は神話の名前そのままのことが多いので、「ゼウスの息子アイアコスがアプロディテの息子とか、何ぞそれwww」とセルフツッコミを入れること多数。
天罪星リュカオンのフレギュアス→パンダロス。トロイア方に立ってリュキアから参戦した将で、弓の名手。「リュカオンの息子」とあるので、リュカオンつながりで。
地暴星サイクロプスのギガント→アカマス。アレスが姿を借りる。
天捷星バジリスクのシルフィード→アルケプトレモス。ヘクトルの馭者。
天哭星ハーピーのバレンタイン→ケブリオス。ヘクトルの弟。
地奇星フログのゼーロス→ドロン。トロイア方の間者。
天敗星トロルのイワン→トラキア王レソス。トロイア方の援軍。
では次より本話で…
次へ
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