■白鵬、1年ぶり38度目のV 横綱昇進以降最長ブランク
(朝日新聞デジタル - 05月27日 18:03)
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大相撲五月場所十四日目、横綱白鵬が大関照ノ富士を寄り切りに退け14勝0敗とし、平成28年の五月場所以来の38回目の優勝を決めました。今日の一番、立ち合い右差しの横綱に対して大関が上手を取って頭をつける展開に持ち込むも、横綱が肩透かしから振りほどき、左差しから右押っつけ、寄り切りで勝負あり。見応えある36秒4の闘いを制して、1年ぶりに自身の持つ最多優勝記録を38に更新しましたね。通算勝利数も今日の時点で1,035勝とし、元大関の魁皇(現在の浅香山親方)にあと12勝まで迫るところに達しました。
優勝決定を受けての支度部屋でのインタビューで、白鵬は「土俵に感謝していた。怪我の痛さは自分しか分からないから、リハビリから体作りからようやくという感じだった。春場所を休んだ分暴れてやるという気持ちで挑んだ。」と語ったようですが、序盤から中盤、終盤戦と番数を重ねていくうちに調子を上げ、“強い白鵬”が戻った今場所となった印象がありますね。インタビューでも語ったように怪我に悩まされて休場も多くなり、“力負け”の一番や、負けてもあまり悔しさを示さない一番も散見されるようになり、さすがの白鵬(32歳)もその進退が話題になる段になってしまったかと思いましたが、やはり、さすがは長く第一人者として大相撲を引っ張ってきた横綱。答えを出した優勝だったとも言えますね。
その白鵬の優勝について、ラジオ解説の元小結舞の海は、「白鵬と稀勢の里がお互い好調な白星を重ねていく展開とならなかったのは惜しまれる」と引き合いに出していましたが、左胸部の痛みを抱え、満足な稽古もできなかったと言う相応の事情はあったとは言え、この“横綱みたいな人”には“家賃が高い”と感じさせる五月場所となったと思いますね。大関時代にしばしば見られた負けっぷりの悪さも、ありました。
そして、今場所を盛り上げたもう一人の主役を挙げるとしたら、横綱日馬富士ではないかと思います。十日目まで白鵬と並んで全勝で並走、速攻が目立って久々に好調な土俵だった印象を受けました。白鵬に負けじとベテランの二横綱が渡り合う賜杯レースは久々に見応えのある展開となりましたが、御嶽海に敗れ、その翌日が不戦勝になってからどこか緊張の糸が切れてしまったかのような黒星が続いてしまったかもしれませんね。今日も大関豪栄道の叩き込みに屈しましたが、どこか燃え尽きてしまったのかなと思わせる黒星でした。
その他。大関昇進の目安とされる直近3場所通算33勝をクリアし、横綱日馬富士に勝った関脇高安は、土俵際で縺れながらも雑な攻めで正代の寄り倒しに屈して三敗に後退。明日の千秋楽は昇進の印象を悪くさせないためにも負けられない一番となるのではないかと思います。宇良はこれまで何故か合い口の悪い若手の貴景勝の押し倒しに屈して4敗に後退。その貴景勝も10番に乗せ、来場所は上位と当たる番付となると思いますが、来場所は果たしてどんな番付となっていますやら……。
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