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2016年02月20日15:38

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今月の車田水滸伝ネタバレ

その美貌には優しさを宿し、その拳には棘を宿す…。情熱の貴公子の登壇が戦いを新たな局面に導く!
☆竜児の拳が神書オデッセイアを倒す!

Episode19★葬送行進曲

竜児の拳がオデッセイアを破った。
「ウイニング・ザ・レインボー!」
「…す、すげえ…。なんて男だ…」
仁義が感心する。
「そうか…。さっき見たあの虹は…彼が、この男が放ったものか!」
ザジも納得した。
竜児が倒れる。
「竜!少し休め、竜」
「だ…大丈夫だよ、小次郎…」
「いくら姉ちゃんが捕らわれていると言っても、こんな状態のまま先に進むのは無茶すぎる」
「ああ。少し休ませてもらうよ」
壁際に寄りかかり、竜児が目を閉じる。
『焦る気持ちはあるけど、姉ちゃんのピンチならあの男が、本物のあの男が必ずこの世界(ここ)に来ているはず…!天才、剣崎順が!」
『イーリアス、オデッセイア。神書の力を持つ者が何と不甲斐のないことか…。だが、彼らが神話を変えるほどの力を持っていることは疑いようのない事実。ならば、その力を利用するか…?』
竜魔と星矢の前に霧が立ち込めた。
「クッ。なんだ?急に霧がかかって…」
「この霧は自然じゃないな。意図的に作られた現象か。まるで霧風が使う風魔夢幻陣のような…」
「星矢、気をつけろ、なにかある…!」
「わかってるさ。竜魔。この先に待ちかまえてるのは沙織さんを連れ去ったヤツらの仲間に違いない」
風が吹き、花びらが舞う。二人の前には薔薇園が広がった。
「なに!?ここは?」
「ば…薔薇園!いつの間にこんな場所が…。幻影…まやかしの空間か?」
『しかしこの風景、雰囲気が双魚宮と似ている…。魚座のアフロディ−テ…。ヤツもまた蟹座と同じく敵対するつもりか…」
その時、音楽が聞こえてきた。
「む?」
「なんだ?」
薔薇園の中央にはピアノが置かれ、誰かが弾いていた。
『なんという美しい音楽なんだ…!』
『一体、何者だ!?繊細でありつつも情熱的な旋律…。このような音楽を奏でる者とは』
志那虎の家。石松が麟童をあやしている。
「な、なんだってぇ!?連絡が取れないとはどういうこったよ、志那虎の旦那!?」
「先ほどドイツのスコルピオンから国際電話で連絡があった。日本の北陸地方で新たな時空の歪が発生したと」
「北陸!?そ、それって」
「ああ。時空の歪みがあった場所は新潟の越後だ」
「まさか、な、なら、あいつも消えちまったって言うのかい、旦那…!越後の若武者、河井武士も!」
星矢と竜馬はピアノに近づいた。
「何者だ?」
「いや、会ったことはない」
ピアノを弾く男が語る。
「この世界に来る前に神の声を聞いた。音楽を奏でていると、その世界に没入し、一種のトランス状態に陥ることがある。世界的な音楽家なら誰しもが経験する至福の時間…。そのトランスの中で僕は聞いたんだ、神託とでも呼ぶべき声を」
「竜魔、こいつは敵じゃないんじゃないか」
「ああ、俺たち同様連れてこられた」
「その言葉には逆らえない。僕が奏でる音が、僕が聞きとる音が、絶対であるように。神の言葉を言おう。キミたちは、悪だ!」
ピアノの旋律が星矢と竜魔の頭脳を蝕む。
『この攻撃、音が直接脳に!海闘士、海魔女のソレントと同じ技』
「ぐあっ」
「キミたちにはこのピアノ曲がふさわしい。偉大なる作曲家フレデリック・ショパンが作りし名曲。葬送行進曲が!」


作者コメント:ネームで利用してる近所のスタバが改装でお休み。どうしよう。


珍しく連続掲載が続く水滸伝。登場人物が増えてきました。

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