海外翻訳もの、売れない・予算が下りない・発行できないのスパイラルから脱するために、ぜひクラウドファンディングを利用して欲しいと思うんです。マーケットは広く浅くの方が出版する方としては安心なのだとは分かります。でも狭く深いマーケットに対して、思いっきりディープにアプローチしてきて欲しい。
出版系のクラウドファンディングサイト「ミライブックスファンド」(�螢錺鵐皀△搬臚�本印刷�蠅龍ζ吋汽ぅ函砲隆覯茵¬滅鬚い任后�写真集や韓国翻訳ものなど、色々な企画がありますが、過去のいくつかの企画を見ても、出資しだいで「奥付に名前がのる」、「出版会議に参加して意見を出せる」、「取材に同行できる」、「帯に推薦文を載せられる」など、多様な特典が魅力的。何万部も売れる本ではないけれど、欲しい人はずっと待っている!みたいな翻訳小説とか、出資者募ってみて欲しいな、と思います。クラウドファンディングは個人出版に限ったものではないと思いますし、大手版元がもっとどんどん参加して、盛り上げていってくれることを期待します。
こいぬ書房より。
カネがないから出版出来ない。それで特典マシマシで出資者を募って出版にこぎつける。
こういった寄付形式のクラウドファンディング、ソーシャルファンディングはいいやり方とは思えない。ズバリ、カネの使い方が間違っているし、特典の設け方が気持ち悪い。要するに魅力がないし、私のような古い人間からしたら、おめえら、頭大丈夫か?と嫌悪感を抱くだけである。
映画もそうで、資金集めの段階でカネを出してくれればクレジットに名前が出ますなどというエサをちらつかせたところで(実際そうやって声をかけられたが私は断った)一万円すら集まらないだろう。撮り手がいくらこういう映画を撮ると熱弁してもムダである。投資は慈善ではない。それなりの対価がかえってくることを見越してのギャンブルなのだ。ただ、ひたすらに、それが売れるか売れないか。それだけなのである。加えて、こういうもので稼いできたという実績。
魅力も実績もなんにもない状態でカネが集まってくるなどと考えられる人間とはつきあいたくない。若いからこそ努力しなければならぬものを、ただ若さとイキオイだけで盛り上がろうとする輩は哀れなドリーマーに過ぎない。
大体よく考えて欲しい。上の特典とかぬかしている、「奥付に名前がのる」、「出版会議に参加して意見を出せる」、「取材に同行できる」、「帯に推薦文を載せられる」のどれが一体魅力的などと思えるだろうか?私はもし三島由紀夫が生きていたとしても、こうした特典にこれっぽちも魅力を感じないだろう。カネだけで創作に気持ち悪い関わり方をしようってのがそもそも発想からして間違っている。
絶対的に寄付が集まる魅力というものを理解するためには、漫画家の板垣恵介先生の発言がイチバン説得力がある。
「もし猪木さんにまっすぐ見つめられて、『一億円用立ててくれねーか?』と言われたら、俺は駆けずり回って集めるだろうね」
夢を賭ける価値があるものに人はカネを出すのだ。
読んだこともないものにカネなんか出せるか、べらぼうめ!
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