http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347163
http://www.uplink.co.jp/dune/
ホドロフスキーが「デューン」を撮る予定だったことを知ったのは、デヴィッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」を観た時だった。
リンチのグロテスクな造形のナビゲーター、ハルコネン男爵が魅力的だったのに対し、ホドロフスキーのそれは一歩間違えば「誇大妄想」であった。
ハリウッドが逃げたのは表向きには、製作費がどれくらいかかるか予想もつかなかったからであろうが、ほんとうは「視たことがない世界」を現出させるホドロフスキーの錬金術師的な面を恐れたからなのではないだろうか。
高校時代。
私は友人とともに興奮状態でダリ!ギーガー!オーソン・ウェルズ!と叫びながら、自分たちなりにホドロフスキーが「デューン」を撮ったならこうなったに違いないとイチイチ絵に描いて語り明かしたものだ。
それが二十年余を経て、ついにその全貌が明らかになった。
私は例によってスペインのオタク仲間の好意で去年観た。あまりの感動にむせび泣いた。そして私は悟った。
この世には「映画にしてはいけない」世界観があるのだと。
ホドロフスキーの「デューン」。
現在でも人類がその世界を識るにはまだ早すぎるのだと。
ログインしてコメントを確認・投稿する