デイヴィッド・マレルという名前をご記憶だろうか?
あの「ランボー」シリーズの原作者である。原作の「一人だけの軍隊」における森の描写は素晴らしかった。一気に引き込まれて読み込んだ。
その森を舞台に今度はホラーを書いてみようと思い立ったのは、作家としてスティーヴン・キングの「呪われた町」に影響された部分をカタチにしたかったからなのだそうである。
それが「トーテム」だ。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488157029
吸血鬼、狼男、ゾンビを凝縮させつつ、陳腐なホラーでは済まない、アメリカ的な、実にアメリカ的な新しい恐怖を描き出すのに成功した傑作である。
私はハヤカワのモダンホラーから発行された当時、リアルタイムで読んで非常に感動した。
まさかアレを持ってくるとは。やられた、と脱帽したものだ。
ラストの偉大なる“オブジェ”に向かって、「おお神よ」と畏敬の声をあげるシーン。何度頭のなかで反芻したことか。
それが映画化される。こんなに素晴らしいニュースはない。
監督は新鋭のベン・ディクソン(ロブ・ゾンビとキャラがカブッているらしい)。キャストにビル・モーズリイ、ケン・フォリー、ガンナー・ハンセンというホラー映画ファン狂喜の豪華出演陣。
私の予想ではビル・モーズリイが演じるのは、“教祖”だとにらんでいる。
この機会に是非原作を入手して一読を。
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