http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%B1%E4%B8%89%E9%AC%BC
俳人のなかで誰が一番好きですかと問われたら、西東三鬼と即答することにしている。
梅雨荒れの 砂利踏み天女 像へゆく
緑蔭に 三人の老婆 わらへりき
おそるべき 君等の乳房 夏来る
算術の 少年しのび 泣けり夏
いずれの句も独特のエロティシズムが感じられるからである。
一般に、三鬼はプレイボーイとして知られているようだが、私は4番目に引用した句を見る限り、少年愛の趣味も持っていたと思っている。
他にもそう思わせる句がたくさんあり、我が国のアウトサイダーに異常な執念を燃やした松田修が早くから指摘している。
三鬼の若い頃の写真を見ると、なるほど、いわゆる好色といった下品さではなく、性そのものに自由であるという意味での上品さを感じる。
金子光晴は下品のなかから芸術を産み出したが、三鬼は上品のなかからエロを産みだしたのだ。
その点で鬼才と呼ばれたのだろうと思う。
この機会に三鬼について詳しく知ってみてはいかが。
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