It's a great big beautiful world out there, and here I sit, sucking on popcicles.
“外には広く美しい世界がある。だがおれはここに座って、アイスキャンデーをしゃぶっている”
映画「アメリカン・グラフィティ」でマネージャーのウルフマン・ジャックが言うセリフである。
少年の頃テレビで観たこのシーンは非常に印象的だった。
映画自体はポジティヴだったが、逆にネガティヴなものを感じたのだ。
君たちは外に出ろ。おれはここに引きこもってアイスをなめている。
それで、ドアーズの「ハートに火をつけて」を聴きながら、ひとつのソフトクリームを交互に舐めている、二人の少年の絵が浮かんだ。
二人とも人に言えない関係で、お互いを愛している。
その愛のしるしに、わざわざソフトクリームをひとつ買ってきて、交互に舐めるのだ。
それはネガティヴではあるが、後ろ向きに前に進む何かがある。
そういうシーンを心に思い描いて以来、色々な男の子とソフトクリームを一緒に舐めてきたけれど、あんまりうまくいった試しがない。
ダブルのラムネを二つに分けて、それを舐めた時は兄弟、友達といった絆を感じるのだが。
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