http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327034
今日はミスラ君とDVDで映画「アポカリプト」を観た。
圧倒された。
監督としてのメル・ギブソンは、超問題作「パッション」から、人間としてのスペクタクルを描こうという姿勢に本格的にのめり込んだ感があるが、「アポカリプト」はまさに肉弾のスペクタクルである。
生と死。
それしかない。それゆえに一種の異様な感動がある。
そしてマヤ文明に限らず、人間が滅びるのは天変地異、戦争やウイルスなどという外的なものではなく、人間だからこそ滅びるという内的な、根本的な真理に気づく。
「パッション」は世界的な宗教の教祖ゆえにさんざんな攻撃を受けた。「アポカリプト」もマヤ文明の研究者から攻撃されたが、メル・ギブソンが映画で訴えたいのはそうした細かな部分ではなく、人間の赤裸々な部分なのだから、攻撃する側はハッキリ言って見当外れもいいところである。
私は素直に泣けた。
これから観る人たちに忠告。こういうショッキングなシーンにびびるようでは鑑賞は無理だとあきらめた方がいい。「パッション」でキリストを執拗に痛めつけた、血と汗の表現にこだわるメル・ギブソンの映画的リアリズムは、当然、心臓えぐり出しもやってのけている。
主演のジャガーを演じたルディ・ヤングブラッドはごらんの通りの好青年。新宿二丁目にこういうスタイルの兄ちゃんがいるけれども、笑、これからの活躍が楽しみである。
なお、先日WOWOWで観た「裸のジャングル」をメル・ギブソンはパクッているという方がいらっしゃるが、人間狩りのシチュエーションは同じでも、世界観と表現は全然違うし、全くの別物である。これも素直に映画に入り込めない哀れな人間ゆえの難癖であろう。
気にせず、どちらも観て下さい。
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