【地震】復旧進むも、傷あと深く……液状化が発生したディズニーリゾート周辺&新浦安駅周辺
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震災後、初めて、浦安へ行った。魚市場で買い物をするためだったが、この機会にと、ディズニーも含めた町並みを見て回った。
あまりの慘状に呆然としつつ、浦安がかつて市川市だった頃の原風景を思い出していた。
ディズニーランドがまだなかった頃の浦安町は、漁師の町そのもので、潮、魚の匂いが充満した、湿っぽいところだった。
くさやが大好きで、お寺で焼くと死体を焼いている(匂いがそっくりだったのである)と間違われるため、祖父に市川市に別邸を建ててもらった祖母は、私が自転車に乗れる年頃になると、駄賃をくれて魚市場までくさやを買いに行かせたものだ。
だから、浦安とは長いつきあいである。
ディズニーランドが開園した当時も真っ先に入園したし、中学時代の彼女の家が浦安にて海苔製造を営んでいたので、町のいたるところすべてが、思い出で埋め尽くされている。
特に当時の彼女の家の裏がまさにこんな感じだったので、裏に回って、潮臭い川の側で七輪でもって干物を焼きながらおやつとして一緒に食べたものだ。
彼女のオヤジさんに船に乗せてもらって、遠目にシンデレラ城を眺めるという経験も忘れがたいものだった。
その浦安が文字通り、ゆがんでいるという現実に、私は辰巳四郎のイラストを思い浮かべ、
私のなかで浦安は現実から離れて、心理風景のひとつとして脳裏で風化していくしかないのか、という寂しさを覚えた。
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