「こち亀の両さん」普通の生活しか送れない? 漫画の性描写規制に漫画家や出版社大反対
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前日の敵の犬神図書館調査団のなかにいた一人が、有害図書リストなるものを作成したというので、そのコピーに目を通した。以下はあげられた作家先生である。
●丸尾末広
●花輪和一
●宮谷一彦
●宮西計三
●ひさうちみちお
●林静一
●水木しげる
●楳図かずお
●畑中純
●永井豪
●石川賢
●望月三起也
●やまさき拓味
●たがみよしひさ
●山本貴嗣
●ふくしま政美
●山口貴由
●三家本礼
●小山ゆう
●小島剛夕
●尾瀬あきら
●つげ義春
●池上遼一
などなど・・・
笑ってしまうのは、堂々と本棚に成人向け漫画を並べているにもかかわらず、内山亜紀先生などが無視されていることで、おそらく、“自分が読んだことのあるマンガに限って”指摘したのだろう。
そして、他にもまだまだ有害指定された作家はいるのだが、これらのなかで、唯一、指定されなかった作家は「アタゴオル物語」のますむらひろし先生であった。
ますむらひろし先生も初期の頃はなかなかエグい話を描いていたのだが(「永遠なる瞳の物語」のアイロニーを見よ!!)。
要するに、完全な言いがかりであって、しかも独断、独善的である。
名作「子連れ狼」でさえも、間違った親子関係と指弾しているのだから、まあ、ヒステリックもここに極まれりというもので、私は怒りを通り越して、氷よりも凍てついた心持ちで、犬神チルドレンのあいだでマイブームになっているマンガをあげた。
あしべゆうほ先生の「悪魔の花嫁」である。
少女マンガではあるが、男性の私も幼少時熱中していたように、男の子たちのあいだでも大人気だ。
トラブルメーカーの美奈子よりも一途なヴィーナスに感情移入出来る、と男女を問わず、ディモスの煮え切らない態度にイライラしながら楽しんでいる。
「あんたらもそう楽しみながら読んでいたはず。これもてめえのガキに読ませたくないってんなら、それはガキの人権をまるごと無視してるってことなんだぜ、おい。違うか?」と私。
「でも、今の世の中、悪魔はまずいでしょう」と誰か。
「悪魔だ?てめえ、読んだことあんのか!!読みもしねえで聞いたような口きくな、こら!!大体だな、あんたらの好きな成績ってやつで、てめえんとこのガキとウチんとこの子供たちを比べてみねえ、国語の点だけでもどっちが優れてるか分かりやすいだろうが。読みもしねえバカ親にそのガキと違って、ちゃんと読む子供の方が心身ともに健やかに育つんだよ。そんなことも分からねえくらいにフヌケになっちまったか?」
今回も私に反論する者は一人もいなかった。
反論のきっかけとして、有害図書リストを作ったようだが、中身が全くない、見た目だけの判断では私には逆立ちしても勝てるわけがない。
そのことを悟るよりも、ただ、ただ、自分が気に入らないからという親のエゴは執拗について回るものなので、私はニュースの出版業界+作家VS都条例の代理戦争をこれからも続けていくだろう。
でもほんとうに。
コンクリートの階段に身を寄せ合って座り込んで携帯ゲームに高じる子供たちより、犬神図書館で知識の荒野を開拓する子供たちの方がましな大人になると信じて疑わない。
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